2010/06/13

Corato in Italy

6月はじめから約1週間、南イタリアのCoratoという場所に行ってきました。コンクールを受けに行ったのですが、ワルシャワとはずいぶん違う空気で、気持ちも心もリラックスした中で、音楽のことを考えられた数日間になりました。

ワルシャワからミラノ経由でバリへ。飛行機から眺める海があまりにも綺麗な青色で、何枚も写真を撮ってしまいました。

空の青色、地平線と海の境目の青色、海の深いところの青色、浅いところの青色、日差しが当たってきらきらした青色、、、青でもこんなに表情があるんだなと思いました。






コンクール期間中の練習場所は、プライベートのお宅をお借りするいう形でしたが、どこのお宅も、とても快くピアノを貸してくださり、本当にありがたかったです。








6月のコラートはチェリーの季節で、ご好意で真っ赤に熟れたチェリーをおみやげにたくさん頂きました。







かわいい。甘くてとってもおいしかったです! !





1次ではショパンのワルツ作品64とバラード作品52、ファイナルはバッハのゴールドベルク変奏曲を繰り返しなしで弾きました。コンクールには決して強くないプログラミングでしたが、今回結果をいただけて本当にうれしく思いました。でも、コンクールというのはその時のできと運で本当に結果が変わってきます。今回うまくいったからといって次もうまくいくとは限らない、そして、うまくいったからといって必ずしも結果がついてくる世界ではないと思います。ピアニストは常にその場にあるピアノで最高の演奏をしなければなりません。今の自分に何ができるのか、いつも問い続けながら音楽することが、きっと本質に近づけると信じて、そして、音楽を愛し続けていきたいなと思っています。





コンクール終了後、入賞者によるファイナルコンサートが、コラート市内にある教会で行われました。






ファイナルコンサートのとりだったので、何十人も聴いた後、自分の出番が回ってきたときはすでに疲れぎみでした。。。

教会でモダンのピアノを弾くのは初めての経験で、しかもショパンのワルツとバラードだったので、かなりの残響の中、音を創っていくのが難しかったです。 でも、貴重な経験ができました。



表彰式なども含め、終わった時には0時を回っていました。
教会の外に出ると、すっかり夜の景色。

潮風が心地良かったです。





次の日はフライトまでの数時間を、バリ市内をちょっとだけ観光して過ごしました。


南の太陽と緑がまぶしい!






海がどうしても近くで見たくてバスで海辺まで行ってみました。

近くで見ても青くて清んだ海。
空がひろい







カラフルな建物は青空と太陽の光で、ますます鮮やかに見えました。







今回の思い出は、鮮やかな青色と共に。。。







2010/06/12

IWO ZANIEWSKI I PIANISCI

お久しぶりです。みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
ずいぶんブログを放置してしまったのですが、書きたいことがいっぱい溜まっているので、少しずつ書いていきたいなと思っています。

まずは昨日の演奏会から。
会場はKORDEGARDA CHOPIN 2010という、大統領官邸のほぼ正面に位置する場所で、普段はショパンに関するものが展示されているサロンですが、今はIwo Zaniewskiさんというポーランド人画家さんの絵が、入口正面に飾られています。彼とピアニストたちというタイトルで、3日連続であるイベントのオープニングコンサートで、今回オールショパンプログラムを演奏してきました。

この日はとにかく暑くて、会場では扇風機が使われていたのですが、風で髪がすごいことになりながら弾いてきました。。。会場のお客さまも、暑さのためちょっと集中しずらい環境だったと思いますが、静かに聴いてくださって、音と音の“空間”に響くサロンならではの残響がきれいに聴こえて、心地よい時間でした。

いつも弾く時はステージのように暗い方が集中できると思っていたのですが、ガラス張りの外から、19時半でも真昼のように明るい光が差し込んで、道を行き交う人に見られながらでも、なぜか集中できました。やっぱり大切なのはその時の気持ちの持ちようですね。




演奏後、素敵なブーケをいただきました!
Zaniewskiさんが1番に、あたたかい感想と共にお祝いの言葉を伝えてくださいました。



Zaniewskiさんの絵はあたたかみがあるタッチで、抽象的ですが、くっきりとした色使いで、そこにある対象が逆にはっきりと印象に心に残ります。



この会場にある絵は、グランドピアノの前にたたずむ黒髪の女性が主役なのですが、私がロングの黒髪だったので、彼のリクエストにこたえて、髪をおろして記念撮影をすることになりました。









楽しいひと時を、ありがとうございました。

2010/05/24

Mallorca



マヨルカ島に行ってきました。




ここでもショパンに会いに





ヴァルデモサのカルトハ寺院






のどかで美しい景色













ひんやりとした回廊
光と影のコントラストが美しかったです

















ショパンのピアノ

大好きな24の前奏曲が生まれた場所

平均律の楽譜もありました。








街中は賑やかなマヨルカ






明るい太陽とエメラルドグリーンの海


最高に爽やかな気候


ミロのアトリエも訪れました












ミロ美術館は、
色使いや配置のセンスが
本当に素敵でした






















夕暮れ時
この街がいちばん綺麗に見えました



















異国の雰囲気



















とっても素敵な旅でした
















2010/05/23

Barcelona

先日バルセロナへ行ってきました。 明るい太陽と、生き生きした芸術に触れられて、いっぱいエネルギーをもらえました。

まず向かったのは、モンジュイックの丘に建つミロ美術館

偶然この日は、「美術館ナイト」と言われる日で、美術館や博物館が夜中まで開いていて、どこでもフリーで入ることができる日でした。日が長くなってきたこの時期の、ヨーロッパ共通のイベントみたいです。

美術館ナイトオープンが20時からだったので、その時間まで近くの広大な公園(というか森!)を散歩してみました。緑がいっぱいで、ミロ美術館に近い場所からの眺めが本当にきれいでした。




オープンの20時ちょっと前に行ってみると、入口が長蛇の列。列に加わって待っていると、子供と一緒に来ているスペイン人が本当にたくさんいることに気づきました。









中に入って、ミロの作品を眺めていると、カラフルでエネルギーにあふれていて、大人も子供も素直に楽しめる世界だと感じました。子供のはしゃぐ声がとってもにぎやかでも、それが作品の一部のような不思議な感覚になりました。






屋内はもちろん、屋外にもユニークな作品がいくつか展示してあって、明るい空のもと、お散歩する感覚で見られます。







“なんでもあり”のように見えて、それぞれの作品には、その人独自のカラーというのがしっかりと現れているということ、芸術に必要なことだなと思います。




終わりのない道を歩んで行った芸術家の残したものから、勇気や希望がもらえるのは、私だけではないと思います。









翌日、街を散策しました。



建物がカラフル!





バロック地区と呼ばれるあたりの、趣ある小さな通りがとっても素敵でした。

変わった向きで、マリア様に出会いました。









人のたくさんいる場所からふっと入ったカテドラル、中ははひんやりして気持ちも静まります。












世界遺産のカタルーニャ音楽堂、残念ながら中には入れなかったのですが、外からだけでもモデルニスモの美しい装飾が印象的でした。









この辺りはモダンで洗練された感じ


真昼の日差しが、きらきら映るこの通りが好きでした









散策しながら、いいなと思った景色を写真に収めていると、気付いたらすごい枚数になっていました。それくらい、どこをとっても、バルセロナの街は趣のある景色に見えました。








カタルーニャの芸術家の中でも、この人の存在は異彩を放っています。


ピカソ美術館に行きました。


偉大な芸術家の作品の変遷を辿りながら見られて、その創造性と、ものすごい生命力あふれるパワーに、やっぱり元気をもらえた気がしました。






Bubo caféでちょっとひと休み。 バルセロナ生まれのプチケーキのお店で、ケーキがとっても美味しかっただけでなく、カウンター越しの景色が映画のワンシーンのようでした。










迷路のような裏路地は、どこを切り取ってもなんだかおしゃれに見えました。


色のある建物は、太陽の光でいろんな表情になります








そして、建築家アントニ・ガウディの創った、グエル公園へ。

建物のほとんどが曲線でできているのが、なんともいえない独特の世界。 色鮮やかなモザイクが、見ていて楽しくなります。







おとぎ話に出てきそうな世界。ここからの眺めは最高に綺麗でした!


こんなに異色な世界なのに、晴れ渡った空と海辺の街に、自然と調和しているのが不思議。







なんか、笑顔になります。











公園から階段や山道を登って上の方まで行くと、高台からの眺めも絶景!でした。










そして、ガウディの建築で最も有名な、世界遺産サグラダファミリアへ。
まだ建設中でいろんなところで工事をしていましたが、 そのスケールの大きさを肌で感じることができました。
東側の生誕のファサード、西側の受難のファサードの彫刻は、キリストにまつわる物語が表現されています。





内部の柱は木の幹をモチーフにつくられていて、よく見ると、いろんなところに自然のモチーフを用いた形が見つけられます。


個性的に見えるものでも、普遍的な自然がテーマになっているんだなぁとあらためて感心。。





ガウディの建築でもうひとつ、カサ・バトリョにも行ってみました。

外観から独特のオーラを放っていて、グラシア通り沿いの建物の中で、そこだけ別世界という感じがします。


青のタイルのグラデーションが美しい内部。上から差し込む光をとりいれて、自然なグラデーションになるよう工夫されていて、とってもきれい。






木の丸みのある家具や窓枠も、あたたかみがあります。


窓からの光も、空間の大切な一部









クジラの背骨のような屋根裏も、自然と風と光が入るように設計されていて、ただのデザインではないことがわかります。














独創性って、本当に人の心をとらえるものだなと、スペインに来て強く感じました。