2010/07/22
明日から行ってきます
Warszawaは今日も朝から太陽がぎらぎらして暑い1日でした。
夜になると少し涼しくなって、21時でも明るい空のもと、オープンテラスやワインバーで一杯やる人たちが集まって、お昼よりも外がにぎやかな気がします。
明日から、師のマスタークラスでLuxembourgに行ってきます。ワルシャワよりずっと涼しいようで、一足先に現地入りした先生から、上着を持ってきてと注文があり、これから荷造りします。。。
またいろんな経験を積んで、ここで報告できることを楽しみに。
行ってきます!
2010/07/14
London Master Classes
ワルシャワは、太陽がかんかんと照る暑い日が続いています。
しばらくブログを更新できなかったのですが、7月のはじめからロンドンで行われたマスタークラスに参加してきました。ノルマ・フィッシャー先生のレッスン。マスタークラスで出会ったたくさんの音楽家たち。初めてのロンドンで、素晴らしい経験ができました。
マスタークラスの会場はRoyal Academy of Musicでした。歴史のある本館と、練習室や古楽器の展示室なども置かれたモダンな建物からなっていて、練習室やレッスンの会場を行き来するのに最初は迷いましたが、2、3日もすると慣れてここの学生のような気分でした。
ロンドンの街中にある学校なので、窓からの景色は街の建物。ワルシャワと比べると本当に都会にいるんだなと実感します。
しばらくブログを更新できなかったのですが、7月のはじめからロンドンで行われたマスタークラスに参加してきました。ノルマ・フィッシャー先生のレッスン。マスタークラスで出会ったたくさんの音楽家たち。初めてのロンドンで、素晴らしい経験ができました。
マスタークラスの会場はRoyal Academy of Musicでした。歴史のある本館と、練習室や古楽器の展示室なども置かれたモダンな建物からなっていて、練習室やレッスンの会場を行き来するのに最初は迷いましたが、2、3日もすると慣れてここの学生のような気分でした。
ロンドンの街中にある学校なので、窓からの景色は街の建物。ワルシャワと比べると本当に都会にいるんだなと実感します。
ノルマ・フィッシャー先生のレッスンは、1度通して聴いて、まず何が良いところで何が足りないことか、はっきり示してくださいました。
精神的にどうその曲と向き合うか、ということを中心としたレッスンはとても重みがあり、そして何より横で弾く先生の音が、言葉よりもずっと説得力がありました。
バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパン、を聴いてもらいました。それぞれの作曲家の持つ独特の精神や性格を、的確に感じ取ること、演奏する時によりその精神に近づくために今私が心がけなければいけないこと、すぐには出来ることではないけれど、大切なことを教えてもらった気がします。
ピアノ科の受講生はヨーロッパ各国から来ていて、いろんなレベルでしたが、技術さえ、技術として教わるのではなく、“気持ち”の持ち用で克服できることがこんなに多いんだなと、聴講していて思いました。
音楽は、弾く時に心がけるちょっとしたトリックのようなものがあります。たった一言で見方が変わり、ずっと弾くことが楽しくなる、奥行きのある音楽になる、そんな魔法のような言葉をかけられる先生で、教え方もとても勉強になった気がします。
マスタークラス中に2回、コンサートで演奏する機会を頂きました。
弾く日の数時間前に言われて弾くという感じでしたが、レッスンを受けてすぐにそれを実践できるというのは、とても貴重な経験です。
ピアノの他に、ヴァイオリン、チェロ、声楽、の受講生から何人かも一緒に同じ舞台に立ちました。
お客さんは外部からと、受講生や先生方で、みんなが参加しているような雰囲気で、終わった後、何人かにとても良かったよ!と声をかけてもらえて、嬉しかったです。
晴れ渡った空に、赤い2階建てバスや電話ボックス、まるみを帯びた形のタクシー、ロンドンの風景はとってもかわいい!
V&A Museumは芸術(装飾)とデザインの分野で世界に類がないほど豊富なコレクションで、今回は時間の関係でヨーロッパコレクションを中心に見て回りましたが、アジアのコーナーもとても充実した内容でした。こんなに素晴らしいコレクションをフリーで公開しているところも、さすがお国柄だなと思います。
ファッションのコレクションはイギリスの歴史を彩るドレスだけでなく、New York、Milan, Paris, Tokyoのファッションについても触れていて、見ていて楽しかったです。
優雅な音色と共に当時の人の目を楽しませたと思われる、美しい装飾が施されたフォルテピアノやハープシコードも、いくつか展示してありました。
イギリス生まれのピーターラビット。
小さい頃使っていたマグカップ、ピーターラビットのものでお気に入りでした。
作者のビアトリクス・ポターのスケッチや資料がたくさん展示してあって、ほのぼのした気分になりました。
その他、インテリアや銀器、テキスタイルも、膨大なコレクションで、圧倒されながらも、楽しんで鑑賞してきました。
生きていくうえでどうしても必要なものではないかもしれないけれど、どうしてこれだけの“もの”が生まれたのか。それは、必ず、人の心をより豊かに、人生を楽しく彩ってくれるからだと思います。
今も昔も、スタイルは違えど、そうゆう気持ちは変わらない。これらの貴重な財産を、いつまでも残してほしいなと思います。
ロンドンは、おしゃれです。
街も、人も、言葉も。
夕暮れがとってもきれいだったので思わずパチリ。
最後に、先生とピアノの受講生みんなで。途中で帰ってしまった人もいて全員ではないのですが、凝縮されたマスタークラスという時間の中ででお互い刺激しあい仲良くなって、そしてすぐに別れなければならない、でも、音楽を通してつながった特別な存在の人たち。
この出会いに感謝。
ワルシャワに帰る日、ちょっとロンドン市内を観光ができました。クラスで友達になったラトヴィア出身のイルザと。
Buckingham Palace前での兵士の交代式を見ようと行ったら、平日なのにこれを見ようとする観光客でいっぱい。背伸びしても見えない状況で、イルザがおんぶしてくれて、撮れた写真がこれ笑
伝統のある場所にふさわしい風格を感じました。
ここは、歴代の英国国王や女王の戴冠式が行われ、たくさんの著名人が埋葬されています。
音楽家では、Georg Friedrich Handel(ヘンデル)やMuzio Clementi(クレメンティ)が、この場所に眠っています。
非日常の世界に浸った時間でした。
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