2020/10/25

Duo Recital


先日、粥川愛・ビルマン聡平デュオリサイタル 
無事終演いたしました。



岐阜ロータリークラブさんによるクララザールでの
クローズドコンサート。
舞台と最前列や、客席の前後左右に間隔をつくり
50名ほどのお客様に聴いていただけました。

コロナ禍を経験し、
同じ空間で音楽を共にできる喜びはひとしお。

素敵な機会を、本当にありがとうございました。


前半のソロは、オールショパンプログラムで
マズルカから始まり、エチュード、ポロネーズという流れで。

後半はビルマン君とのアンサンブル、
ブラームスのヴァイオリンソナタ番を中心に、美しい小品も並べました。


一人でさらっていると、どうしても
ソリスト的に音楽をとらえがちなのですが

ビルマン君と一緒に弾くと、
楽器の響きや歌を生かしながら
音楽が書かれていることに気付けたり、
アンサンブルするときはピアノを
どう弾いたら良いのかが見えてきたりして、

室内楽は本当に奥が深く、楽しいのです。


誰もが不安なく演奏会に足を運べる日が
1日も早く訪れることを願いながら。。。


また共演の機会を
つくれたらいいなと思っています。


2020/10/14

新キャンパス




9月からは対面のレッスンも始まり、
町田キャンパスから移転した、新キャンパス
(東京ひなたやま)に通っています。

啐啄館という名が付いているこの建物。
啐啄(そったく)とは、
雛が卵から生まれ出ようとする時、卵の殻を内からつつくことを「啐」といい、
それに合わせて親鳥が外から殻をつつく様を「啄」という。
タイミングが一致することで、殻が割れ中から雛が生まれる。
禅の用語のようですが、成長するものと導くものとの呼吸がぴったりと合うこと、
その得難い時機を意味するそうです。

教わる側も、教える側も
心にとめたい言葉です。


対面レッスンと並行して、オンラインレッスンも
新キャンパスから行っていますが、
今期からzoomのレッスンに
外付けマイク
(AKG LYRA USB)を使っています。

夏休み期間中、他大学の先生と実験をした結果、
ヴェールを一枚ぬいだように音がクリアになったので、
導入してみました。
zoomの初期設定はモノラルのようで、
外付けのマイクを使って設定を変えることで、
ステレオに切り替えることができます。

今のところ、ポータブルスピーカー(BOSE)を使うと、
PCからの音よりもずっと良いので耳も疲れません。

その他、オーディオ設定にもいくつかコツがあることがわかり、
学生の環境に合わせて柔軟に対応出来たらと思っています。

でもやはり、
対面のレッスンが一番。


その場で共有できる音楽が、
私にとっては何よりの学びだったことも、

伝えていきたいです。