2014/05/16

コンサートを終えて思うこと


 先週、えんさん主宰の2公演を、無事終えることができました。
聴きに来て下さった方々、本当にありがとうございました!

アンサンブルのすべての曲とピアノソロもあり、なかなか大変なプログラムでしたが、
その分やりがいもありました。


J.S.バッハ : 無伴奏ヴァイオリンソナタ 第1番ト短調 BWV1001より アダ-ジオ、フーガ    
ジンバリスト : サラサテアーナより、タンゴ、ポロ、マラゲーニャ
     ルトスワフスキ : ダンスプレリュード (ピアノ編曲版)
 J.S.バッハ : 無伴奏チェロ組曲 第6番 ニ長調 BWV1012 より プレリュード、アルマンド
クラーク:ヴィオラとピアノのためのソナタ

pause

モーツァルト : ピアノソナタ ニ長調 K. 576
    モーツァルト : ピアノとクラリネットとヴィオラのための三重奏曲
                                           変ホ長調 K. 498  “ケーゲルシュタット”


 田原さんは、普段のにこにこした笑顔と弾いている姿とのギャップが素敵なヴィオリスト。
とても情熱にあふれたヴィオラを聴かせてくれました。

クラリネットの大成さんは、えんさんで2度目の共演で、いつも短い時間で音楽を
仕上げられる実力、そしてアンサンブルでは欠かせないコミュニケーション能力はさすがだなと
いつも感じる、優しい先輩です。



東京公演 スタジオ・ヴィルトゥオ―ジにて 私、田原綾子ちゃん、大成雅志さん


4日後の名古屋公演は同じ内容の予定でしたが、地元の高校生によるプレコンサートが急遽
入ることになり、東京公演での経験や反省から、プログラムを前後逆にしてみました。

プレコンサート
そして最初にモーツァルトのピアノソロとトリオを
後半は無伴奏やデュオ

このプログラムになっただけで私は随分コンサートの流れがつかめて、
プログラムは紙面だけでなく、実際演奏した奏者の気持ちの持っていき方も
重要だとあらためて感じました。



 

名古屋公演 フィオリーレにて


今回のコンサートの為に集まった特別なメンバーだったり、初めての会場やピアノだったり、
いろんな条件がありますが、目的はただひとつ。

みんな良い音楽の時間を目指しているということ

そのために努力していれば、知恵は生まれると思うし、
少しずつでも力はついていくように感じます。

演奏活動をさせて頂くようになって、大変なこともありますが、
やっぱり私は音楽と共に成長できて幸せです。

そして新しいお客様との出会いも


コンサートは奥が深いと感じるとともに、
これからも素敵な時間を提供できる人になりたいと思います。






2台ピアノのコンサート


新緑の青葉が美しい季節になりましたね。
頂いた写真と共に、演奏会後のブログを書きたいと思います

 
目黒パーシモン小ホールでアニマルチャリティジャパンさんのコンサートに
夫婦でゲスト出演させていただきました。すべて2台ピアノの為のプログラムは、
 
モーツァルト=グリーグ:ピアノソナタ K.545
ラフマニノフ:プレリュードop.3-2「鐘」(作曲家自身による編曲版)
ルトスワフスキ:パガニーニの主題による変奏曲
 
でした。
 

 
モーツァルト=グリーグは、ファーストはモーツァルトのオリジナル、
セカンドがグリーグによるアレンジになっていて、
グリーグらしい自然で新しいメロディーや民族調のリズムが
モーツァルトのシンプルで美しい旋律とハーモニーになって
それはそれは美しいのです。
 
留学先のワルシャワで毎日音楽祭に通っていた頃、N.ルガンスキーとW.ルデンコの演奏を聴いて
いつか弾いてみたいと思っていて、今回叶いました!
 
ラフマニノフの鐘はソロの方が有名ですが、掛け合いになる鐘の音が
2台のピアノだと圧倒的で、迫力が違う気がします。
でも、ゆっくりと音楽の間をとるところの合わせが想像以上に難しいなと感じました。
 
ルトスワフスキは、音はモダンな響きで複雑な技術に聴こえますが、演奏する方は
弾きやすいことが多く、リズムのキレや絶妙な和声が弾いていて楽しいです。
効果的に音を鳴らすことを知っている作曲家だと感じます。パガニーニの旋律がさまざまに
変奏され、最後はかっこ良く華やかに終わる曲で、 あたたかい拍手を頂けて嬉しく思いました。

 
動物保護団体への支援を目的としたチャリティーコンサートを通じて、私も知らなかった世界を
教えていただきました。アニマルチャリティージャパンさん http://animal-cj.com/
 
 
出演者の皆様と
 
少しでも音楽で支援に貢献できたと思うと嬉しいです。