2015/07/20

加納高校音楽科創立60周年ガラコンサート


18日、加納高校創立100周年記念ガラコンサートを
無事に終えることができました。

 
 
会場いっぱいのお客様からあたたかい拍手を頂き、幸せでした。
本当にありがとうございました。



 
サラマンカホール特有の美しい響きを聴きながらリハ



 
大トリの演奏で緊張もしましたが、
学生の頃から定期演奏会やコンクールで弾いてきたこのホールで、
卒業生の一人として演奏できたことは大変感慨深かったです
 
バッハ/ジロティのプレリュード
バッハ/ケンプのシチリアーノ
バッハ/ヘスの主よ人の望みの喜びよ
どれも静謐な美しさに溢れた小品で、サラマンカの豊かな響きの中では
その静かな感動を一層感じられました。
 
プロコフィエフは鋭敏なセンスと叙情が溶け合うつかの間の幻影のハープ、
そしてトッカータは独創性にあふれたエネルギーと運動性を
感じながら弾きました。

可憐で穏やかなラフマニノフのリラの花、そして音の絵ニ長調で
締めくくりました。

ちなみに、11月7日の式典で演奏させて頂くラフマニノフ作曲ピアノ協奏曲第2番の全曲初演は、
ラフマニノフのピアノ、ジロティ指揮によって行なわれました。
繋がりの深い2人の音楽家を最初と最後に置いた今回のプログラム。

次回の演奏会の糧にしたいと思います。




コンサート前半には、恵理子と
オペレッタ こうもりより「田舎娘を演じるときは」を、
また加納高校と藝大時代の後輩でもある城 宏憲さんも一緒に、
オペラ 愛の妙薬より二重唱の伴奏をさせて頂きました。
 
二人の歌とコミカルな演技は会場を盛り上げてくれました!
正面からは見ることができなかったので。。
DVDができたら見てみようと思います(^^)
 


ロビーにて
 
 
終演後、岐阜放送の加納高校創立100周年の特番の取材を受けました。
 

 
加納高校生だった頃の事を思い出しながらお話しました。
 
放送は10月頃の予定だそうです。
またわかり次第、お知らせしますね。
 
 
 
 

2015/07/08

姉妹コンサート@音楽堂

 
先日、姉妹でのデュオコンサート、無事に終えることができました。
心配したお天気も、雨に降られることなく、沢山の方にお越し頂けました。
本当にありがとうございました!
 
響きの良いスイトピア音楽堂、のびのびと二人の演奏ができて幸せでした。 
 
 
 
私と、妹の恵理子(右)
 
プログラムは
 
シューベルト:野ばら
メンデルスゾーン:歌の翼に
シューマン:献呈
 
シューマン:幻想小曲集 op.12
1.夕べに 2.飛翔 3.なぜに? 4.気まぐれ
5.夜に 6.寓話 7.夢のもつれ 8.歌の終わり
 
オッフェンバック:オランピアのアリア
 
アンコールは2曲、モシュコフスキ:火花
J.シュトラウス二世:公爵様、あなたのようなお方は
 
でした。
 
 実は、藝大大学院で書いた論文のテーマが、
「R.シューマンの幻想小曲集op.12とクライスレリアーナop.16における幻想性
―E.T.A.ホフマンとの関連を通して―」
というもので、久しぶりに自分で書いた論文を読んでみたのですが、
色々思うこともあれば、勉強になることもあり、、笑
 
論文を書くことは当時、本当に苦労しましたが、
稚拙ながらも自ら調べ文章にした内容は貴重だとあらためて感じました。
 
そんなこともあり、演奏する前のMCは、伝えたい事ばかりで
あやうく長くなりそうになりましたが(^_^;)
 
アンケートやその後HPのメールなどへ
「とても楽しく曲に入り込んで聴けました。」
(たくさんの感想を頂けたのですがここでは割愛)
というようなメッセージをいただけて、シューマンのファンタジーが
少しでも伝えられたこと、嬉しく思いました。
 
 
オランピアのアリアは、ぜんまい仕掛のお人形が歌う設定なので、
こんな小道具を使いました。
 


ラチェットといい、恵理子はウィーンで子供のおもちゃ屋さんで買ったそうです。
すべて木でできていて、板の部分をまわすとカラカラカラ。。。と
ネジを巻くような音がします。近くで聴くと少々けたたましい音なのですが笑
ホールではちょうど良かったみたいです。
 
 
またすぐ来週には、岐阜のサラマンカホールである創立100周年記念演奏会で、
全く別のプログラムで、恵理子とのデュオ、そしてソロを演奏いたします。
 
気持ちを新たに、精一杯、準備を重ねていきたいです。