先日、姉妹でのデュオコンサート、無事に終えることができました。
心配したお天気も、雨に降られることなく、沢山の方にお越し頂けました。
本当にありがとうございました!
響きの良いスイトピア音楽堂、のびのびと二人の演奏ができて幸せでした。
私と、妹の恵理子(右)
プログラムは
シューベルト:野ばら
メンデルスゾーン:歌の翼に
シューマン:献呈
シューマン:幻想小曲集 op.12
1.夕べに 2.飛翔 3.なぜに? 4.気まぐれ
5.夜に 6.寓話 7.夢のもつれ 8.歌の終わり
オッフェンバック:オランピアのアリア
アンコールは2曲、モシュコフスキ:火花
J.シュトラウス二世:公爵様、あなたのようなお方は
でした。
実は、藝大大学院で書いた論文のテーマが、
「R.シューマンの幻想小曲集op.12とクライスレリアーナop.16における幻想性
―E.T.A.ホフマンとの関連を通して―」
というもので、久しぶりに自分で書いた論文を読んでみたのですが、
色々思うこともあれば、勉強になることもあり、、笑
論文を書くことは当時、本当に苦労しましたが、
稚拙ながらも自ら調べ文章にした内容は貴重だとあらためて感じました。
そんなこともあり、演奏する前のMCは、伝えたい事ばかりで
あやうく長くなりそうになりましたが(^_^;)
アンケートやその後HPのメールなどへ
「とても楽しく曲に入り込んで聴けました。」
(たくさんの感想を頂けたのですがここでは割愛)
というようなメッセージをいただけて、シューマンのファンタジーが
少しでも伝えられたこと、嬉しく思いました。
オランピアのアリアは、ぜんまい仕掛のお人形が歌う設定なので、
こんな小道具を使いました。
ラチェットといい、恵理子はウィーンで子供のおもちゃ屋さんで買ったそうです。
すべて木でできていて、板の部分をまわすとカラカラカラ。。。と
ネジを巻くような音がします。近くで聴くと少々けたたましい音なのですが笑
ホールではちょうど良かったみたいです。
またすぐ来週には、岐阜のサラマンカホールである創立100周年記念演奏会で、
全く別のプログラムで、恵理子とのデュオ、そしてソロを演奏いたします。
気持ちを新たに、精一杯、準備を重ねていきたいです。