先日、加納高等学校創立100周年記念オ―ケストラと
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を共演してきました。
この日のために特別に集まった加納高校卒業のプロの演奏家、
講師の先生方、在校生によるオーケストラ。
先輩や一緒に学んだ同級生達、後輩と一緒にコンチェルトを弾ける
かけがえのない喜びと責任を日々感じながら、本番を迎えました。
無事に終えられてホッとしたと同時に、
演奏については自分自身いろいろ課題も見つかった本番でした。
大きな手だったラフマニノフの書いた幅広い音域の音を、私の手で
どう響かせたら効果的にピアノが鳴るのか、
音楽に最適なテンポはどのくらいか、
息の長い美しい旋律を、どうしたら歌うように弾けるか、
いつも答えは、自分自身の心と耳で、探すしかありません。
だから、音楽を極める為には精神力が必要なのだと思います。
指揮者の柴田祥さん、コンサートマスターの平光真彌さんには、
リハーサルから本番まで多くの場面で助けていただき感謝でした。
平光さんは私の先輩ですが、加納に入る前の私が中学生だった頃に聴いた卒演、
高校生の頃に教育実習生としていらっしゃった時の演奏等、
記憶に残る先輩だったので、この度共演が叶って嬉しかったです。
またオケにのっていた演奏者の中に、私が教育実習の時に教えた後輩もいて、
廻っているんだなぁと感じました。
指揮者の柴田さんと
聴いてくれた在校生の中から羽ばたく音楽家が出てきてくれることを、心から願います。
そして私も歩みを止めることなく邁進したいと思います!