2015/11/30

近況色々です。


あたたかいものが美味しく感じる季節になりましたね。
慌ただしく過ぎる日々も落ち着き、演奏会の準備に時間をかけられる
この時期を楽しみながら過ごしています。

ちょっと日が経ってしまいましたが、先日琴奏者の日原暢子さんと会ってきました。
同じ岐阜出身で、藝大でも同期だった暢子ちゃん。
芯のある美しい音色と気品のある演奏で、邦楽ではなく洋楽を専門とする
私からみても、魅力にあふれた音楽家です。

いつか、お琴とピアノで演奏会をしてみたいと思っていて、
私達二人で、そして二つの楽器で、どんな可能性があるのか話しました。





企画を練って、またお知らせできたらと思っています!





Nicolai Bargmann NOMU カフェ。
植物やお花に囲まれた居心地の良い空間でおしゃべりも楽しかったです。


16,17日はNHKカルチャー講座「ヴァイオリンとピアノの名曲サロン」で
ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ第6番とテンペストを中心に演奏してきました。



先の2曲と同じころ書かれたハイリゲンシュタットの遺書は、何度読んでも胸にささります。

合わせが限られた時でも、本番にアンサンブルできるのは
今までの経験と信頼のおかげ、、かなと思います。




聴いて下さった講座の皆様、ビルマン君、ありがとうございました。



翌日から岐阜に移動して、牧谷小学校で音楽の先生対象の講座で演奏をしてきました。
調律師の山田さんが楽器の変遷や調律についてお話され、
私はピアノの歴史に沿った曲を抜粋で弾かせて頂くという流れ。
近くで熱心に聴いて下さり、嬉しかったです。




狂わせた音を1音ずつ直していく調律体験は、ほとんどの先生が初体験でしたが、
最後にきれいに整った音のピアノで弾くと、おお~と声が上がっていました。
調律されたピアノは、弾き手にも聴き手にも大事ですね。



週末には、大好きなお友達の結婚式へ

いつにもまして、本当に美しかった
聖美ちゃん



心温まる素敵な式でした。
いつまでもお幸せに


私の教えている桜美林大学では、年に一度
海外の演奏家を招いてピアノ公開レッスンがあります。

今年はポーランドのカトヴィツェ音楽大学よりベアタ・ビリンスカ教授で、
教えている学生が弾くことになり、聴講してきました。




最近の学生よりはるかに明るく、エネルギッシュなビリンスカ先生。
演奏に必要な技術を妥協せず求め、その場でどんな作品でもすぐに演奏して
伝えてくださる姿はやはりピアニストでした。

レッスンが終わった学生が、その場ですぐに音で応えられなかったことを悩んでいる姿に、
ポーランドでとにかく音楽のために沢山のことを求められ、それに応えようと
試行錯誤だった自分を思い出し、助言をしました。

学生の多感な今に、伝える一言一言が大切だとあらためて感じます

ポーランド語も、忘れないように使わなければ、とも思った1日でした。。。