2016/04/09

桜の季節。リサイタルまであと1週間


みなさま、桜は楽しまれたでしょうか。

桜が咲くとなんでこんなに幸せなんだろう

見知らぬ人とも、桜きれいですね、と会話ができるのは
素敵なことですね。

近所の桜も、窓からは絵のような景色です。





桜美林大学の新学期も始まりました。






桜の咲いたキャンパス

1年に1度、音楽専修の先生方と話し合うFD会

学生との新しい出会い

この時期はいつも新鮮な気持ちになります。






今年度から車通勤です( ^ ^ )






時には
こんな癒しの瞬間にも遭遇します



さて、リサイタルまであと1週間。。。

お客様の顔を思い

自分の最高の演奏ってどんなものだろうと
挑戦しながらピアノと過ごしています

日に日に曲への愛情も深まるこの時間




シューマンのフモレスケは今回初めて人前で演奏しますが、
大好きでずっと弾いてみたかった作品。
これを機に関連書をいろいろ読みました。

この難しくも最高に美しい作品の良さが伝わる演奏ができますように



最近読んだ音楽書のご紹介です。
応用楽典の本で西尾洋先生の「楽譜の向こう側」




理論がどのように演奏に結び付けられるのかということを、
理論の背景までわかりやすく書かれていて、演奏側にかなりヒントとなります。
私はあらためて勉強になりました。


西尾先生のあとがきの言葉は、私も留学時代、心の底から感じたことと同じ意見でした。

 〜ドイツに留学をして唖然としたのは、筆者も含めて日本からやってきた留学生は、おしなべてソルフェージュ能力に秀でており、初見も速ければ暗譜も速いのですが、それだけではよい演奏に到達するとは限らないという事実でした。 むしろ、譜読みも暗譜も遅く不器用なドイツ人が、心に響く強い表現を手にしていくのです。
ドイツ人は、つねに「なぜそうなのか」と問いかける人たちでした。転調した、なぜか。和音が変わった、
なぜか。そして、それをひとつひとつ、言葉で考えていきます。そこには、何となく、先生に習ったから、
みんながそうしているから、という答えは存在しません。自身の行う音楽表現ひとつひとつに、理由を問われます。楽譜にそう書いてあるから、というのはひとまず正しい答えではありますが、なぜ作曲者はそう書いたのか、そしてそれを あなたはどう理解するのか。それを考えることが、演奏を考えることであり、演奏をすることに等しいと知ったときの カルチャーショックは今でも忘れません。〜



自分らしい演奏に、少しでも行き着きたいと思います。




先日会場でリハーサルをさせていただきました。

ピアノの景色、日没前の18時ごろから開演までの時間が
最も変化を楽しめそうですので、お時間に余裕のある方は早めにお出かけくださいね。
お帰りは、耕心館さんからタクシーを呼んでいただけますのでご心配なく。


みなさまにお会いできるのを楽しみにしております!