先週、アッシジ会主催コンサートを無事に終えることができました。
お越し下さいました沢山のお客様、本当にありがとうございました!
東京カテドラル聖マリア大聖堂でピアノを弾く、
という貴重な経験をさせていただきました。
丹下健三建築の大聖堂、中に入ると祭壇部分の天井の高さに圧倒されます。
空席時は7秒とも言われているこの空間、
今まで経験した中で一番長い残響だったような。。
リハで弾いてみてびっくりしましたが、
アコースティックでも、1音が波紋のように広がる、そんな空間でした。
でも弾いていくうちに少しずつ慣れてきて、
不思議と心が落ち着き、
いつもよりたっぷり間を聴きました。
本番、人が入ると空席時よりも多少聴きやすくなり、
この教会独特の音響を楽しめた気がします。
演奏会の最初に、ピアノソロで主よ人の望みの喜びを、
そして、演奏会のためのイタリア語ミサの後に
ショパンの2つのノクターン作品27を演奏させていただきました。
その後も、メゾソプラノ中島郁子さんのソロや、伴奏をされた藤川大晃さんの歌曲、
主催のキアラ萌芽さんの歌、そしてキアラエアンジェリとコーロ「楓」さんによる
コーラスなど、盛りだくさんな内容。
アッシジに魅せられ、その平安な世界を表現したかった、
とこの演奏会を企画されたキアラ萌芽さん。その思いの伝わる演奏会だったと思います。
歌もピアノの音も、天から降ってくるようでした。
終演後に。
左から、私、キアラ萌芽さん、藤川大晃さん、中島郁子さん。
素敵な時間を、ありがとうございました!