2017/11/20

東京カテドラル聖マリア大聖堂で


先週、アッシジ会主催コンサートを無事に終えることができました。
お越し下さいました沢山のお客様、本当にありがとうございました!

東京カテドラル聖マリア大聖堂でピアノを弾く、
という貴重な経験をさせていただきました。

丹下健三建築の大聖堂、中に入ると祭壇部分の天井の高さに圧倒されます。

空席時は7秒とも言われているこの空間、
今まで経験した中で一番長い残響だったような。。

リハで弾いてみてびっくりしましたが、
アコースティックでも、1音が波紋のように広がる、そんな空間でした。




でも弾いていくうちに少しずつ慣れてきて、
不思議と心が落ち着き、
いつもよりたっぷり間を聴きました。

本番、人が入ると空席時よりも多少聴きやすくなり、
この教会独特の音響を楽しめた気がします。





演奏会の最初に、ピアノソロで主よ人の望みの喜びを、
そして、演奏会のためのイタリア語ミサの後に
ショパンの2つのノクターン作品27を演奏させていただきました。

その後も、メゾソプラノ中島郁子さんのソロや、伴奏をされた藤川大晃さんの歌曲、
主催のキアラ萌芽さんの歌、そしてキアラエアンジェリとコーロ「楓」さんによる
コーラスなど、盛りだくさんな内容。

アッシジに魅せられ、その平安な世界を表現したかった、
とこの演奏会を企画されたキアラ萌芽さん。その思いの伝わる演奏会だったと思います。

歌もピアノの音も、天から降ってくるようでした。




終演後に。
左から、私、キアラ萌芽さん、藤川大晃さん、中島郁子さん。 

素敵な時間を、ありがとうございました!