2018/02/26

個展、無事に


先日、中山博之個展を無事に終えることができました。

白寿ホールいっぱいのお客さまに、
温かい拍手やお言葉をいただき本当に感謝しております。

夫にとって、初めての個展。

私もどんな作品が並ぶのか楽しみにしていましたが、
無調の現代曲からメロディックな作品まで様々な音楽が並び、
編成も色々で変化に富んでいたと思います。

私が新曲の楽譜をもらったのは数日前ですが。。笑

一部、もっと直前に受け取ったのにもかかわらず
素晴らしく演奏してくださった信頼する出演者の皆様。
心から、ありがとうございました!






最後の最後まで話をするため待っていてくださったお客様と歓談中。


当日のプログラム

一音書くのに苦労しているんだよ

と本人に言われると、

どうしてこの音になったのかを自然に考えますし、
一音一音を大切にしたいと思います。

ゼロから作り出すことの難しさ、
浮かばない時の苦しさや葛藤

側で見ているからこそ色々言いたくなってしまうのを
ぐっとこらえて信じました。


でも今回の演奏に際し、作曲者が直接アドバイスをくれて見方が変わったり
音楽を一緒に創り上げられる楽しさがありました。


初演するという責任も感じました。


白寿ホールは独特の柔らかい響きで、弾いていてても気持ちよく、
曲の世界観が伝わったといいなと思います。

本番後も、演奏会の話は尽きませんが、
本人は気付くと眠っているので、想像以上に疲れたんだろうなと思います。。

日常に戻りながら、
また新たな気持ちで音楽を探したいと思います。





2018/02/22

ドームで演奏



先日、商工会議所青年部第37回全国大会のオープニングで
演奏させていただきました!




全国から岐阜に集まった4000人以上の方々を前に
私のソロ演奏から式典が始まることに大きな責任も感じましたが、
無事に終えることができました。


当日は朝6時半会場入り、9時半演奏で
今までで一番早く終わった本番でした笑



(前日リハの後、ピアノを会場に運び、立ち位置確認。楽器を置いていた場所からここまで、
ドームの床が傷つかないように通り道に板が敷かれ、移動させてくださいました)

今回、オープニングのピアノソロと合唱の為だけにスタインウェイの
フルコンサートグランドを会場に搬入していただき、とても贅沢でした。

ピアノソロは英雄ポロネーズを演奏。
合唱は、今大会の趣旨は「スタンドバイミー」ということで、
オアシスの同名曲を合唱4声にアレンジ(夫編曲)したものを、
少年少女と各地から集まった合唱団の皆様と共演させて頂きました。


アコースティックな音はこの規模だと届かない、という主催のご判断から、
PA(音響のプロ)の方が入って、ピアノの中に特殊なマイクを設置することに。

当日の限られた時間で十分な音響リハはできませんでしたが、
自分の弾いている音と、それが遠くでもしっかり鳴っている状態が、
不思議な感覚でした。バランスよく聴こえていたといいな。。


マイクが入ると、レコーディングの時などもそうですが
よく音をひろうので、軽く弾くだけで十分聴こえるのですが、
突然軽いタッチにすると、今まで創り上げてきた演奏が崩れたりするので、
そこのバランスが難しいなあと感じました。

やっぱりアコースティックな音を聴かせられる空間は、
音響やキャパが考えられているんですね。

でも、今回はとても貴重な経験をさせていただきました!


時間をかけて打ち合わせを重ね、動いてくださった
安田様をはじめ、各務原商工会議所青年部のみなさまに感謝いたします。


ありがとうございました。





2018/02/17

宇奈月温泉


先日の連休は、夫が出演する演奏会があり
家族で宇奈月温泉へ行ってきました。

東京から新幹線はくたかで富山県に入ると、そこは銀世界。

黒部宇奈月温泉駅に到着し外へ出ると
冷たい風が吹き付けて、雪国へ来たんだなあと実感しました。





明治創業で川端康成や与謝野晶子、竹久夢二など文化人に愛された
老舗旅館、延対寺荘へ。




女将さんの心の込もったおもてなし、
清潔感のある広々とした和室で、娘はのびのび動いて遊んでいました。




演奏会場からは黒部渓谷を望む大パノラマ。

出演は、ソプラノの柏原美緒さんとバリトンの竹内雅挙さん、そしてピアノの中山博之


竹内さん撮影

本番はさすがに娘と一緒に聴けないので、
リハを聴かせてもらいました。

雪景色に、前半のプログラムのシューベルトの音楽がぴったり。

即興曲のop.90-4変イ長調が、舞い落ちる雪のイメージと重なって
一層美しく感じました。

シューベルトの歌曲からオペラの名曲、日本歌曲、
アンコールはミュージカルまで、本当に盛りだくさんのプログラム。

本番は外で娘を抱っこしながら聴いていましたが、
お客さんが喜んでくださっていたのが伝わってきました。

子供がいると、
静かに、じっくり、音楽に耳を傾ける時間が
本当に贅沢なことだと感じます。

演奏することも、もちろん。

でも子供と一緒に聴ける幸せも、ある気がします。



富山名物の白えびをはじめ美味しいお料理を、
出演者家族で囲みながら、賑やかに過ごしました。


滞在中、雪景色を眺めながら露天風呂にも入れました ^ ^
柔らかなお湯でお肌もすべすべ。ぽかぽか温まりました。
娘、初めての温泉!はちょっとびっくりした顔をしてましたが、
ほんの少し一緒に入った露天風呂では、
温かい娘の頰の上で、雪が溶けていきました。


身も心も、じんわりあたたまる旅になりました。