先日の連休は、夫が出演する演奏会があり
家族で宇奈月温泉へ行ってきました。
東京から新幹線はくたかで富山県に入ると、そこは銀世界。
黒部宇奈月温泉駅に到着し外へ出ると
冷たい風が吹き付けて、雪国へ来たんだなあと実感しました。
明治創業で川端康成や与謝野晶子、竹久夢二など文化人に愛された
老舗旅館、延対寺荘へ。
女将さんの心の込もったおもてなし、
清潔感のある広々とした和室で、娘はのびのび動いて遊んでいました。
演奏会場からは黒部渓谷を望む大パノラマ。
出演は、ソプラノの柏原美緒さんとバリトンの竹内雅挙さん、そしてピアノの中山博之
竹内さん撮影
本番はさすがに娘と一緒に聴けないので、
リハを聴かせてもらいました。
雪景色に、前半のプログラムのシューベルトの音楽がぴったり。
即興曲のop.90-4変イ長調が、舞い落ちる雪のイメージと重なって
一層美しく感じました。
シューベルトの歌曲からオペラの名曲、日本歌曲、
アンコールはミュージカルまで、本当に盛りだくさんのプログラム。
本番は外で娘を抱っこしながら聴いていましたが、
お客さんが喜んでくださっていたのが伝わってきました。
子供がいると、
静かに、じっくり、音楽に耳を傾ける時間が
本当に贅沢なことだと感じます。
演奏することも、もちろん。
でも子供と一緒に聴ける幸せも、ある気がします。
富山名物の白えびをはじめ美味しいお料理を、
出演者家族で囲みながら、賑やかに過ごしました。
滞在中、雪景色を眺めながら露天風呂にも入れました ^ ^
柔らかなお湯でお肌もすべすべ。ぽかぽか温まりました。
娘、初めての温泉!はちょっとびっくりした顔をしてましたが、
ほんの少し一緒に入った露天風呂では、
温かい娘の頰の上で、雪が溶けていきました。
身も心も、じんわりあたたまる旅になりました。