2019/03/19

岐響ファミリーコンサート



岐阜県交響楽団さんとのコンサート、無事終えることができました。
沢山のお客様、そして岐響の皆さま、本当にありがとうございました!

チャイコフスキーのピアノ協奏曲は、
大ホール全体に響く色彩豊かなオケとの対話を楽しみながら、
大好きな作品を演奏できて幸せなひとときでした。

NHK大河ドラマ作品・平清盛では、
左手だけで演奏するコンチェルトに初挑戦。
左手の重要性を再確認できました。

プログラム最後の直虎は、私の中では空を駆けるようなイメージ。
そんな気持ちをのせて演奏できました。

アンコールは、ラフマニノフの
パガニーニの主題による狂詩曲より第18変奏をオケの皆さまと共に。
本番ではスポットを私に当てていただいたようなのですが、
鍵盤が半分影で見えず、ぎょ・・笑 ピアノソロからの緊張感とは無縁の
ラフマニノフ独特の和声のあたたかい響きから始まる冒頭、
そして何より、オケの奏でる美しい歌を楽しませていただきました




終演後に髙谷光信先生と

指揮の髙谷先生とは初共演。
ロシアの大地のような拡がりのある音楽は、
テンポの中に存在する自然な揺れを表現する自由を与えてくださり、
ソロでは見つけられない、新しい音楽の発見がありました。



素晴らしい司会で、ファミリーコンサート全体の流れを
作ってくださった松本ありさんと。


この貴重な経験を、
次の演奏につなげていきたいと思います。

ありがとうございました。






2019/03/18

Toccata全曲


先日 、アンジェラ・ヒューイットさんのバッハのトッカータ全曲演奏会を
紀尾井ホールへ聴きに行ってきました。

前回の平均律に引き続き、プログラムは
トッカータ全7曲と半音階的幻想曲とフーガ。

ハ短調、ト長調、嬰ヘ短調、ホ短調、ニ短調、ト短調、ニ長調
の順に聴くトッカータ全曲プログラムの流れも、素晴らしかった。
それぞれの性格がくっきりと浮かび上がり、
トッカータが興味深い作品に感じられて、ずっと魅きつけられました。

何より、自然体だけれど迷いのない
芯の強さと優しさに溢れた演奏

Brava!

終演後、前島先生と楽屋にご挨拶へ。
覚えていてくださって嬉しかったです。



偶然写真を撮ってくださった方が、以前バッハ国際コンクールで
ご一緒したことのあるピアニストで、思いがけず素敵な再会となりました。

次回のイギリス組曲全曲も、楽しみです。

アンジェラさん、ありがとう。



2019/03/10

オケ合わせ!


昨日、岐阜県交響楽団さんとオケ合わせをしてきました。

2014年のショパンのコンチェルト以来でしたが、ふたたび温かく迎えて下さり、
立体的で豊かなオーケストラの響きが感じられて、
またさらに作品のイメージが広がりました。

指揮者の高谷先生とは初共演でしたが、
よく耳を傾けながら弾き手の気持ちを汲み取ってくださり、
全体のバランスをつくって下さった気がします。

本番が心から楽しみです。

帰りの新幹線で、動画を聴きながら復習。。




先日の中日新聞にも大きく取り上げていただけたそうです。




この日私は本番だった為、練習ピアニストの方が載っていました。
私も学生時代、今回のチャイコフスキーで練習ピアニストをしたことがあり、
懐かしくいろいろな事を思い出しました。感謝です。

本番の前半にはファッションショーとオケのコラボもあり、
なかなか面白い企画のファミリーコンサート。

素敵な機会を与えていただいた、期待に応えたい

そして、それぞれの作品の核心に触れる音楽をつくれるよう

あと1週間、精一杯準備を重ねたいと思います。