2020/04/30

オンラインで初授業


今日は初めて、大学のオンライン授業(レッスン)をしました。

無事終わったわけではなく、初回授業は来週もあり
これから7月まで続くのですが、

正直な感想としてはホッとしています。

楽譜の準備、ガイダンスの資料や、
オンライン上で出来そうな学生の課題作りなど、

挙げてみるとシンプルなのですが、
これをすべてオンラインで完結するように、となると
やはり私の場合は時間がかかりました。

4月から出口の見えないトンネルを
ずっと一人で走っている感覚でしたが、

今日学生さん達の顔を見て話ができて
ようやくスタート地点に立てた気がしました。


演奏は、音の響きや音色、空気感、
その場の五感でしか感じられないことが
たくさんあることは元から明白ですが、

このような状況で勉強を続けていく為に
今できることを考えたら、やはりオンラインが最善。

柔軟に対応できる個人レッスンの特性と
オンラインだからこそできることを生かして

今までなかなか補えなかった部分も
授業で展開できたらと思っています。




今朝は、大学自体が初日だったこともあり、
途中で次の授業の先生が入って来られるハプニングや
学生の通信が切れてしまう、
グループセッションのページからサインアウトしてしまう
等など、Zoomの使い方は冷汗の連続でしたが。。

Moodleやパワーポイント活用も、本日デビュー笑
少しずつ慣れていきたいと思います。

大変なことも、見方を変えればチャンス

自分なりに消化して
良い方向に、変えていきたいです。


またレッスンの感触は、ご報告したいと思います。





2020/04/12

online授業


桜美林大学では4月末より、
ZOOMでのオンライン授業が始まる予定です。

芸術文化学群は、
2020年の春にひなたやまの新キャンパスで
授業が開講されるはずでしたが、

今日のコロナウィルス感染拡大にともない、
学生も講師もバーチャルキャンパス上で
交流し、授業を行うことになりました。

どのような授業を展開できそうか
今は模索しているところです

今期は学生にとっても講師にとっても
新しく、特別な時間になると思います。

この状況だからこそ できることは何か。
今まで気付けなかったことが見つかり、
さらなる成長に繋がる機会になるようにしたい。

学生たちと一緒に授業を作っていけることに
希望を見出したいです。



stay home


コロナ禍で先の見えない日々が続いていますが、
お元気でお過ごしでしょうか。

いくつかの本番は延期が決まりましたが、
期限に縛られない分、譜読みを自由に楽しむ時間が訪れました。
これがなかなか幸せ。

私は家で過ごす時間は好きです。
留学中はポーランドの長い冬を、
読書をしたり、時間をかけて美味しくなる
煮込みやオーブン料理を時々は作ってみたり、
あとはやはりピアノを弾いていました。

今はそれに、家族の時間が増えました。
子供と絵本を読んだり、動画の原作に触れてみたり。。

先日、こんなことがありました。

毎晩読んでとお願いするほど、
『のはらうた』という版画詩集が好きな2歳の娘。

朝食中に、キッチンに置いたオレンジジュースの
パッケージを見た娘がふと、

「てん てん ぼう」がここにもいるね!
私「??」
娘「ここだよ」
私オレンジジュースのパッケージをよーく見る。

”100%”

私「!」

「てん てん ぼう」とは、詩のなかにでてくる
めだかを上から見て表現したものなのですが、


「%」が、そのめだかに見えた様子。笑

大人には%にしか見えないものを、
子供はもっと自由に感じとっていることに
気付かされた瞬間でした。


いろいろな会話のなかに、本で読んだ言葉が
すらすらとでてくる不思議。
私は外国語を話すのにあんなに苦労したのに、
と思うと同時に、自然にできる子供の能力にはいつも驚かされます。

小さなことの積み重ねだけれど、

やわらかい心という土壌に
種を蒔くように

絵本は読み聞かせをしたいなと思います。