旅日記、どうぞお付き合いください。
バッハの音楽を通じて知り合いになった友人との再会は、偶然にも教会の前でした。
私が訪れた場所は、スウェーデン南の都市、Malmo(マルメ)。海の近い美しい街です。
モダンな私立図書館を抜けると、目の前にスロッツ公園が広がって、気持ちのいいお散歩コースでした。
赤レンガのルネッサンス様式の要塞です。
14世紀から現代までさまざまな、北欧アートや美術品が飾られています。
フォルテピアノも発見。 残念ながら触れませんでしたが、中にあるコンサートホールにはオルガンやモダンピアノも何台か置いてあって、こんなところで演奏できたらきっと素敵だろうなァと思いました。
アイス屋さんで、ひとやすみ。
マルメ滞在中、友人が受けているオルガンのレクチャーを聴講させてもらいました。スウェーデンでは教会が多く、オルガニストの需要が高いため、聴講生はオルガニスト志望の音楽家たち。
ピアノと同じ鍵盤楽器でも、構造も音色は全く違い、興味深いです。私も友人にくっついて、しばしオルガンの音色を聴かせてもらいました。
スウェーデン語はわからないし、オルガンの基礎知識は大学時代の副科レベル。。。友人の通訳のおかげで、内容をなんとなく理解しつつ、オルガンの持つあらゆる音色の響きを聴く、貴重な時間でした。
ここの教会のオルガンはわりとモダンな大きな楽器で、先生はフランクなどを数小節、弾いてくれました。
ここの教会のオルガンはわりとモダンな大きな楽器で、先生はフランクなどを数小節、弾いてくれました。
扉をいくつも通り、梯子を登って、上の方までも行くことができ、この楽器の大きさや、本当に大小様々なたくさんのパイプが、複雑に組み合わさって出来ていることがわかります。
ここではバッハを少し、聴かせてもらいました。
でも、今回音のパレットがまた広がった気がして、興味深い体験ができました。
2つの国を結ぶオーレン大橋で、海を渡って国境を越えます。
水面がキラキラ
水面がキラキラ
コペンハーゲン空港から乗り換えて、市内へ向かいます。
目的地は海辺のオペラハウス。
目的地は海辺のオペラハウス。
見てるだけで楽しい、洗練されたアイデアグッズがいっぱいです。
ちょっと迷いながらも、バスでオペラハウスまで到着。
友人の知り合いのはからいでバックステージから通してもらい、こんな場所からパチリ。
いい眺め!
デンマークらしい(?)モダンで、シャープな演出で、美しい舞台でした。
トゥーランドット姫の歌声が、素晴らしかったです。
会場から外に出ると、運河に対岸が照らされて幻想的な雰囲気。
音楽の余韻に浸りながら、帰り道も夢のようでした。
アートに触れると、五感を刺激されます。
マルメにある近代美術館へ足を運びました。
カラフルでポップな空間。
色って元気になれますよね。
うーん、私は焼かない派ですが、みんな思い思いに寝そべって、気持ち良さそう。
旅をすると、現地のスーパーでお買い物も、楽しくて必ずします。
旅をすると、現地のスーパーでお買い物も、楽しくて必ずします。
レシピはとてもシンプルで、千切りにしたじゃがいもと、きつね色になるまでバター炒めしたスライス玉ねぎを、耐熱皿に入れて、アンチョビフィレ、じゃがいも、パン粉、生クリームを全体にかけて、200℃のオーブンで30~40分焼くだけ。
とっても簡単でおいしいので、お試しあれ。
それから、友人のお宅で小さなホームコンサートをさせてもらったり、友人の生徒さんをちょっと教えたり。
そこでの出会いもまた、あたたかい思い出です。
西の都ロンドンに対して、東の都ルンドと謳われた古都で、12世紀から13世紀には北欧における文化、経済の中心として栄えた街だそうです。
帰国した今も、スライスしてちょっとずつお料理に使ってます。