2012/01/30

美しい日本語のうた

昨日、二子玉川ライズ タワー&レジデンスのフォーラムラウンジにて、
“美しい日本語のうた”と題した演奏会をさせていただきました。

 小さなお子様から年輩の方まで幅広い層のお客様にお越しいただき、
音楽と共に、あたたかい雰囲気の午後のひと時を過ごせました。
ありがとうございました。


 演奏前の打ち合わせで、こんなかわいらしい!差し入れを頂きました。

二子玉川限定の、蜂の家さんのnikoどら。
もちもちして美味しかったです。

 リハの様子。



 普段は横向きのスタイルのピアノの演奏。
今回は弾きながらお客様の表情を見ることができて、会場の気持ちがより伝わってきました。


 

歌い手とピアニストの二人でつくる歌曲の世界は、奥が深いものです。
日本語の歌曲は、言葉の意味が自然と理解できるため、音楽の響きやニュアンスが、
外国語よりすっと入って来る場合が多いと思います。

短い詩の中には、哲学があり、ひも解いて行くと、
作曲家の音楽がクリアにみえてきてます。 

今回プログラムで取り上げた、山田耕筰の“からたちの花”は、まず歌詞を朗読をしてから
演奏するというスタイルをとってみたのですが、とても効果的でした。




 中田喜直の“夕方のおかあさん”は音楽の途中で出てくる
「 ごはんだよオ~ ごはんだよオ~
のフレーズがとても印象的で、ほのぼのとしたあたたかい日常のひとコマが音楽になっています。

一度演奏した後、こだまのように繰り返すフレーズを
お客さまにも参加してもらうことにしました。
音楽のその部分にさしかかると
恵理子の「ごはんだよオ~」に続き、会場のみなさんいっせいに

大人の女性「ごはんだよオ
おじいさま「ごはんだよう
若いお父さん「ご飯だよ
小さな子ども「ゴハンダヨ

いろんな「ごはんだよオ」を返してくれて、素敵な瞬間になりました。
いろんな家庭のあたたかなフレーズを垣間見たような、そんな音楽になって、みんな笑顔。


ショパンの小品をトークと一緒に楽しんでいただいた後、恵理子のドニゼッティのアリアで終了。

最後に谷川俊太郎作詞、大熊崇子作曲の“じゃあね”という軽やかな曲を
アンコールで演奏させていただきました。


この演奏会のために ボランティアでお手伝いをしてくださった方々と、記念にパチリ。
主催の小田様、(演奏会中もカメラマンでいてくださいました)

本当にありがとうございました。