桜がきれいで、心がふわっとする、今日この頃。皆様、いかがお過ごしですか?
ここ3日間、福岡に行ってまいりました。
infoでも告知していた、第6回楽興の時室内楽セミナー&演奏会に出演させていただきました。
在学中に室内楽を勉強できた時間はわずかで、帰国した時にモーツァルトのピアノカルテットを
演奏したのが本当に楽しくて、もっと室内楽を勉強したいと思ったのがきっかけです。
福岡にゆかりのある方々ばかりの中に、そんな動機だけでぽーんと一人飛び込んだ私ですが、
主催の中川さんをはじめ、ゲスト講師の篠崎さんや共演者の方々の懐の広さに助けられながら、今回いろいろ勉強させてもらいました。
1日、2日は初合わせ兼レッスン各1時間半、自分の時間はあっという間で、一日の大半を聴講していました。篠崎さん(愛称・まろさん)は、N響の第一コンサートマスター、なんて説明不要な方ですが、今回間近で聴いて、音楽は言うまでもなく、教え方がさすがだなあと思いました。
短い時間でコミュニケーションをとりながらアンサンブルをつくるのは容易ではないのですが、
共演者の音すべてに耳を傾け、ユーモアのある喩えで、奏者のイメージを一瞬で変化させる、
そんな瞬間に何度も出会いました。私はピアノ譜(すべてのパートが書かれている)を見ているのに、聴けていないところがこんなに、と思うことがしばしばありましたが、少しずつみんなで音楽を形にしていく作業は楽しい時間でした。
ヤマハeサロンにて、聴講中
演奏会の当日の3日はG.P.と本番。嵐のような風で大変なお天気でしたが、お昼にはこの風の中、共演者のチェリスト市君に、あいれふホールの近くにある元祖長浜ラーメン屋さんに連れて行ってもらいました。とんこつは得意ではないのですが、ここのは見た目よりもずっとあっさりしていて美味しかったです。驚きの400円!
あいれふホールは心地よい響きの空間で、ピアノは良く鳴ってくれるのですが、その分、弦楽器とのバランスをとるのが難しかったです。G.P.は何事もなく調整し、さて本番。
まろさんに仕掛けられたとこが。。。
本番の即興性の大切さをものすごく感じた本番でした。
他にも福岡や九州各地から集まった若いピアニスト達が出演し、地元のお客さまのあたたかい拍手に包まれていました。
ソロとは違う耳を持つようで
実は、ソロにも密接につながっていること
アンサンブルは奥が深いです
精進したいと思います。
最終日、今回の滞在でお世話になった恵さんに、空港へ向かう途中
桜のきれいな場所に連れて行ってもらいました。水辺の桜並木を歩いて、心が躍りました!
福岡
ごはんは何食べても美味しいし
コンパクトで便利で活気のある街だし
あの「~とっと」のなまりはかわいい。
また来たいです