2012/03/26

しだれ桜コンサート


昨日、林陽寺のしだれ桜コンサート、無事に終わりました。
樹齢150年以上のこの立派なしだれ桜は、残念ながらほとんどがつぼみでしたが、
当日、花を咲かせたしだれ桜の枝を何本か運んでくださる方があり、華やかな舞台になりました。
また、林陽寺さんのご家族の団結力、あたたかな心遣いには、本当に頭が下がりました。

仏様の傍で演奏をし
コンサートの半ばに 御住職の法話
最後は会場の皆様と合唱

とても特殊で、貴重な経験をさせて頂きました。


お線香の香りのする本堂でリハを終えると、
御住職のお父様の書かれた天井画のあるお部屋に移り、お昼ごはんを頂きました。

炊き込みご飯、お味噌汁、菜の花の白和え、お客様にもふるまわれた焼餅の入ったおぜんざい。
どれもほっとする味で、美味しかったぁ。





演奏の合間に、少しお話させていただきました。
この日のプログラム、ドビュッシーの日本の文化からの影響についても触れました。


本堂にはたくさんのお客様が



コンサート半ばには御住職の法話。
興味深いコラボレーションでした!





お寺でピアノを弾くことは、私にとって初めての経験でしたが、
日本人にとって神聖な場所で演奏できることは幸せだと思いました。

ヨーロッパでは教会で演奏する機会がたくさんあって、とても新鮮でしたが、
お寺で演奏は、また違った新鮮さでした。




今回の演奏会の実現は、林陽寺さんの三女・ゆきゑとの縁がきっかけでした。彼女とは、お互い高校生の時に、毎日学校まで通うのに使っていた、今はもう無くなってしまった美濃町線の赤い電車で出会いました。通っていた学校も目指しているものも違うけど、何かピンと来るものがあったんでしょう。夢を語って、一緒に遊び、お互い留学してもずっと連絡をとり続けてきた、大切な友人です。

こうゆう縁からつながった今回の演奏会。
遊びにきたこともあったこの林陽寺で、たくさんの方と音楽が共有できたこと、
嬉しくて嬉しくて。
今つながっている“縁”を、これからも大切にしたいと思います。


見るとほっこりする、寺ムスメブログ、是非チェックしてみてくださいね。http://teramusume.blogspot.jp/


しだれ桜が咲いたら、寺ムスメに写真を送ってもらおうと思います。