先週の日曜、パリのエラールピアノによるコンサートを無事に終えることができました。
お越し下さった沢山のお客様、私の友人たち、調律師協会のみなさま、
本当にありがとうございました。
エラールピアノは明るい音を持ち、弾き心地は軽やかで
音の立ち上がりも反応が良いのが特徴だと感じました。
ただ、その分ごまかしのきかない楽器で指先の正確なコントロールが求められますが、
弾けば弾くほどいろんなニュアンスの音色が出てきて、
最初に会場で弾かせていただいた時よりも
弾き終えた時は少しピアノと仲良くなれた気がしました。
プログラムは大幅に変更させていただき
Mozart
Rondo D-dur KV485
Fantasie d-moll KV397
Sonata F-dur KV533/494
F.Liszt
Paganini Etude No.3 "La Campanella"
Chopin
3Mazurkas G-dur, As-dur, cis-moll op.50
Impromptu Ges-dur op.51
Ballade f-moll op.52
Polonaise As-dur op.53
でした。
演奏会後、舞台のエラールピアノの周りは人だかり。
皆さん興味津々のご様子でした。(このお写真はお客様から)
調律師協会さん主催のコンサート、お手伝いをして下さったのは皆、調律師さん。
ある意味ピアノに何が起こっても安心!の状況でしたが、
こちらのエラールのピアノにはスペシャリストがついていました。
会場にピアノを運び入れてくださったナトリピアノの名取さんは、
私のリハにも立ち会って、ずっとピアノを良い状態にして下さいました。贅沢。
調律師さんは、影で支えてくださる技術者で奏者にとってなくてはならない存在であり、
演奏会の大切なパートナーです。
名取さんには、リハから本当に一生懸命、全力で取り組んでくれてこちらとしては本望だ
と言われました。確かに、音をつくることに精一杯取り組んだ濃い時間でした。
貴重な経験を、本当にありがとうございました。
今後の演奏に生かしたいと思います。
余談ですが、、
本番があった12日は春らしい陽気となり、
私の地元・美濃市では美濃まつりが開催されました。
今年のお祭りで責任あるお仕事を任された両親は、演奏会には来られませんでしたが、
春らしい写真をもらったのでアップします(^^)
花みこし
先頭は女みこし、花は美濃和紙です。
父は山車でお殿様役。。ちなみに顔はお面です笑
私はお祭りは見られなくて残念でしたが、
夜はお囃子が聴こえてきたら近所まで出掛けて、美濃仁輪加を楽しみました。
伝統は絶やさないでほしいなと感じます。
さて、ご報告が遅くなりましたが今月号のぶらあぼに
載せていただいています!
無料の情報満載の冊子で、ホールや楽器店さんに置いてありますので是非ご覧ください。
王子ホールのリサイタルまで、あと少し。
頑張ります!