先日、よみうりカルチャー講座ヴァイオリン名曲サロン
荻窪と錦糸町教室で
バッハとモーツァルトのソナタを共演させて頂きました。
J.S.Bach:Sonata Ⅲ für Violine und Cembalo E-Dur BWV1016
Mozart :Violin Sonata A-Dur K.526
どちらも当時の響き、
チェンバロやフォルテピアノとのアンサンブルをイメージすると、
自然と弾き方が変わってきます。
モーツァルトの後期の作品は、ポリフォニックな書法で
書かれているものも多いですが、バッハと対比して弾くと
その影響や、独自性があらためて浮かび上がってくるようでした。
今期最後の講座、
ゲストで呼んでいただき、貴重な機会をありがとうございました。
ipadで楽譜を見ることにもだいぶ慣れてきたので、
今回初めて、本番で譜めくりペダルにも挑戦してみました。
これが大活躍でした。
ipad上の楽譜は片面1ページなので、ピアノは譜めくりの回数が多いのです。
手で譜めくりも便利なのですが、一瞬の接触でうまく反応しないと
失敗してしまったり、繰り返しで何枚も戻ったりするときもあり、
こちらも慣れが必要。
今回、両手をほぼ鍵盤から離すことなく、
音もなくすっとめくれる感覚が
ちょっと楽しくもありました。
譜めくりさんに頼ることはまだあると思いますが、
一人で完結できるこの便利さは、新しかったです。
今後も、臨機応変に取り入れていけたらと思います。