2010/03/17

誕生日

3月16日、26回目の誕生日を迎えました。

実は初めて、日本の外で迎えた誕生日。時差があっても、メッセージは心に届きました。

今の私があるのは、支えてくれる人がいてくれたおかげです。

そして今日は、両親に心から感謝したいと思います。

年を重ねるって素晴らしいことだなと実感しています。





次の日目覚めて、いつものように練習しようと、ピアノのふたを開けると




こーんな素敵なサプライズが待っていました!








この日1日中、笑顔でいられました。





2010/03/08

Słodki & Słony


Slodki & Slonyというcaféに行ってきました。(直訳すると“甘くてしょっぱい”)

15年続く老舗のようで、ノスタルジックな独特の雰囲気のあるかわいいcaféでした。地元のポーランド人にも人気の隠れ家っぽいお店です。http://www.slodkislony.pl/

Slony(しょっぱいもの)のメニューのサラダだけを軽く頂いたのですが、美味しかったです!






通りに面した店構えも、ポーランドの田舎のcukiernia(お菓子屋さん)風でかわいいです。

一緒に行ったJagodaをパチリ!





今日3月8日はDzien Kobieta(女性の日)でした。

男性が女性にお花を贈る習慣があり、大切な家族、友人、恋人へ、道にある花売りのお店で、お花を買っていく男性の姿をたくさん見ました。バラやチューリップを一輪だけでも、仕事帰りに、そのさりげない気持ちがいいなと思います。帰りのメトロで、一輪のバラを手にした女の人が、素敵に見えました。日本にはない記念日だけど、さらっとこんなことできたらいいのになと思ってしまいました。



帰ってからJagodaにおみやげでもらった箱を開けてみて、ケーキの大きさにびっくりしました。15cmはある大きなかたまりが二つ、箱いっぱいに入っていて、豪快。笑 見た目を裏切らない、味の大胆さもしびれます!あっまーい!




でもこうゆう味、たまに食べたくなるのは、寒さのせいかなと思ったりします。。。


春の暖かさが待ち遠しい今日この頃です。



2010/03/07

みんなでご飯

今日、2時間弱のプログラムを友達の前で弾きました。いっぱい失敗しました。でも、人前で弾くと一人では気付かなかったことがわかることがあります。彼らに感謝です。


その後家で夕食を作りました。冷蔵庫の中身と相談して、ライスコロッケを作ることに!パン粉から手作りのコロッケ。3人で手分けして野菜を刻み、ご飯を炊き、具をつくって、小麦粉、卵、パン粉の順にまるくしたライスボールを包み、ジューっと揚げました。






こんなに素敵な食卓になったのは久しぶりでした。
手作りの味、とーっても美味しかったです。







いっぱい語って、気付いたら夜中の12時近くなっていました。

またみんなでご飯、したいなと思います。

2010/03/02

世界のメディアで

1週間以上前のことになってしまいましたが、先日のオープニングで演奏してる様子が、ヨーロッパ内のニュースでTV放送されました。私はTVのない生活なのでパソコンで見ましたが、最近日本でも放送されたみたいで、知り合いから連絡をもらいました!TVの力はあらためて大きいなと思いました。

ただ演奏中に撮影するとは全く聞いてなくて、弾いているときに急にライトが当たったりカメラマンが動いたり、気が散りそうでしたが、こうゆう形でいろんな国で放送してもらえたことはありがたいことなのかなと思います。

ホームページの管理人さんが探してくれた動画が、performanceのページで見られます。国によって編集の仕方がいろいろで面白いですね。インタビューも急だったので大したことを話せなかったのですが、日本語と英語で、日本語が採用されたようです笑 ちなみにこんな感じです。 http://fr.euronews.net/2010/02/25/marathon-chopin-en-pologne-/




写真は28日の様子です。
(あやちゃん、録音と写真ありがとう!)

2010/03/01

Koncerty Urodzinowe


2月22日から始まったショパンのお誕生日演奏会も、3月1日が最終日。今日は、Zamek Krolewski (王宮)でLeif Ove Andsnes(レイフ・オヴェ・アンスネス)のリサイタルを聴いてきました。

王宮には初めて行きましたが、こんな場所がワルシャワにあったんだと驚くほど、まぶしいくらい豪華な、Sala Wielka(ホール)でのコンサート。

プログラムは、R.Schumann(シューマン)の3つのロマンスop.28、ノヴェレッテンop.21-5、G.Kurtag(クルターグ)の“遊び”(1973年~)から数曲、再びシューマンの子供の情景op.15、Przerwa(休憩)後、Chopin(ショパン)のバラードop.47、ワルツop.70-3、ワルツop.64-2、ワルツop.70-2、ワルツop.42ノクターンop.62-1、バラードop.23 でした。

自分の世界観のある人だなと思いました。非の打ち所のないテクニック、明晰な構成、一つ一つの音に揺るがないものを感じました。生で聴くのは初めてでしたが、すごいピアニストでした。

演奏中、彼の正面から写真を撮ろうとカメラを構えた人がいました。(私はピアニストの背後で聴いていたのでよく見えたのですが)ワルツの途中でふっと音が鳴りやみました。周りは一瞬何事かと、張りつめた空気になりました。アンスネスさんは、カメラを向けたお客さんを、無言で指さし、じっと見つめて数秒。。。 動揺する様子を見せることもなく、ワルツのはじめから弾き始めました。徹底した姿勢を垣間見た気がしました。 あの気迫に満ちた無音は、忘れられません。


この8日間、ショパンの音楽と、さまざまなピアニストに出会いました。

どんなに名声のあるピアニストでも、舞台に立つときは、精神を削るものです。
それはきっと、どんなに経験を重ねても、変わらないと思います。

だからこそ、美しい音楽が生まれた瞬間に立ち会えた時は、心から感動するのだと思います。