2010/12/26

0歳児からのファミリーコンサートin 岡谷

先日、岡谷市のカノラホールで演奏してきました。チャイコフスキーの“くるみ割り人形”のオーケストラを4手連弾に編曲された音楽を、映像とナレーションつきで聴くので、小さなお子様にもわかりやすく、楽しんで頂けたかなと思います。

今回、私はファースト(ピアノの上半分の音域)パートで、メロディーを担当することが多かったのですが、セカンドの吉岡由紀子さんの音楽にも支えられて、ちょっと伴奏者を持つソリストの気分になりました。ほとんどセカンドの方がペダルを担当するので、一緒に相談しながら音楽を作っていきます。ピアノを2人で弾くのは1人ではできないボリュームと華やかさが出て、手が交差したり重なって難しい場面もありますが、それ以上に弾いていてとても楽しかったです。

ナレーションや効果音とのタイミングなど、リハでいろいろと調整していったのですが、高橋奈保子さんの初挑戦とは思えない生き生きしたナレーションも素晴らしかったです。本番は、小さな子供たちが、ピアノのすぐ目の前にひかれた絨毯の上でリラックスして聴いてくれたのですが、トレパーク(ロシアの踊り)など演奏中、飛んだり跳ねたり、もちろん、いろんな場面で泣いたり笑ったり叫んだり、いろいろでしたが、反応が素直だなぁと思いました。

共演者と会館の方達の素晴らしいサポートに恵まれ、気持ち良く演奏できたこと感謝です。



共演者と楽屋でパチリ。女性三人でガールズトーク(!)ができたことも、いい思い出です。


館長さんの奥様におみやげでいただいた手作りパンが美味しくて、帰って来てからもあったかい気持ちでいられました。




ありがとうございました!

2010/12/07

Concert in Paris


ワルシャワの文化交流祭に引き続き、11月22日はパリでも演奏させていただきました。今回は16区にある教会が会場。響きがまろやかに聴こえる空間で、いつもとは違った雰囲気を楽しみながら弾くことができました。




Bach、Mozart、Chopin、時代をショパンから遡ると、彼が愛していた2人のバロック、古典の大作曲家からロマン派への美しい音楽の流れを感じます。もし、バッハやモーツァルトがショパンの音楽を聴く機会があったら、こんなところに共感するのでは、と弾いているときに発見できたりするのもまた面白いです。


日本からショパンゆかりの地をめぐるツアーでいらっしゃっていたNHKの文化講座の受講生の方々を始め、パリ在住の同級生や友人が聴きに来てくれて嬉しかったです。

本番の時の写真が手元になくてアップできず残念なのですが、、、左の写真はパリ滞在中に散策したセーヌ川河畔で。この辺りはとても洗練された雰囲気です。朝はオープンカフェに出かけ、クロワッサンとカフェオレで友人とゆっくり朝ごはんをして、気分はパリっ子でした。

2010/12/06

文化交流祭 in Warsaw


2週間以上経ってしまいましたが、11月20日にワルシャワで行われた文化交流祭、無事に演奏してまいりました!日本の文化をポーランドに紹介し、交流する機会に、留学生としてショパンのピアノ曲を演奏することで参加させていただけて、素敵な思い出になりました。



少し話は専門的になりますが、どうゆうコンディションで本番に臨むとベストな演奏ができるかと、常日ごろ考えています。だけど、こうすれば絶対にうまくいくという経験は私の中ではありません。コンディションは、体力的にも精神的にも、その日によって変化するものです。でも、ピアニストにとって、それを確実にコントロールしていくのも、大切な作業だと思います。


時々実践しているのは、私の師が勧めてくださったやり方で、練習を適度にした後、本番の2時間前くらいに少し仮眠をとるという方法。適度に頭も身体もリラックスした状態になるので、無駄な緊張をしないで音楽に集中できることが多いです。


でも、その時の状況にあった対応をするのが一番のような気がしています。チョコレートを直前に食べないといけないとか、なんでもいいのですが、何かこれをしなければいけないと決めてしまったら、それがないといられなくなってしまうので、最近はその時何を望んでいるかに、素直に従うようにしています。


これからも良い演奏に結び付くコンディションの整え方を、自分なりに探していこうと思っています!









2010/12/03

帰国

フライトの問題で予定より1日遅れましたが、先日無事に帰国いたしました。
1年ぶりの帰国、車窓からの日本の風景がちょっと新鮮に見えました。当たり前ですが、日本語の標識。道行く人がみんな日本人。お店で物を買うときの丁寧な対応。そんなことに感動します。そして、ずっと楽しみにしていた実家でご飯!本当においしく感じます。

かなり充電、できそうです。

ポーランドを離れるときはこのままヨーロッパに留まりたいという気持ちもありましたが、今はここ日本で新しく始まる生活にわくわくしつつ、一歩一歩前進できるよう頑張っていきたいなと思っています。そして、12月、1月の演奏会は、新しい共演者との演奏で、私自身もどんな音楽になるのか今からとても楽しみです。

今後とも、ご支援よろしくお願いいたします。