2015/08/20

リサイタル批評

 
7月に発刊された音楽誌・ショパン8月号と、ムジカノーヴァ8月号にて、
お二人の批評家の方から、5月30日のソロリサイタルについて書いて頂きました。
 
 





 
温かいご批評、また頑張ろうという気持ちになれました。
 
本当に、ありがとうございます。
 
 
よろしければご覧ください。

 

ザルツブルク音楽祭

 
旅の1番の目的でもあったザルツブルク音楽祭
 
どうしてもザルツブルク音楽祭でウィーンフィルや内田光子さんが聴きたくて
学生時代1人でワルシャワから来たときは
隣に座っていたおじいさんに驚かれました。
 
今回は母と妹と、3人で鑑賞
 

 
開演前はドレスアップした人々で華やかな雰囲気
 
 


 
 グレゴリー・ソコロフGrigory Sokolovのピアノリサイタルを聴きました。
ずっとライブで聴いてみたかったピアニストだけに、ほんとうに真剣に聴きました。
 
音への強いこだわり、タッチの鮮やかさ、徹底したテンポ、
構成の明確さ、多声のクリアさ、どれをとっても一流。
ソロでこれだけのことが伝えられることに驚きと発見の連続でした。
 
J.S.Bach : Partita Nr.1 B-dur BWV825
Beethoven : Sonate Nr.7 D-dur op.10 Nr.3
Schubert : Sonate a-moll op.143 D784
Schubert : Sechs Moments musicaux op.94 D780
  
決して華やかなプログラムではないけれど、じっくりと聴かせてくれる演奏。
素晴らしい時間でした。
 
アンコールは嬰ハ短調のショパンのマズルカが3曲、雨だれ等。 研ぎ澄まされた曲が
並びました、5月に私もリサイタルで取り上げたop.50-3も演奏してくれて、また感激。
 
 *
 
翌日はブダペストフェスティバルオーケストラによるバルトーク作品、
ピアノコンチェルト3番、マーラーの交響曲4番を聴きました。
ソリストのブロンフマンの演奏は、前日とは全く質の異なる華麗な音色で、
オーケストラの生き生きした演奏とともに聴衆を沸かせていました。
 
アンコールに弾いてくれたプロコフィエフのソナタ7番の3楽章は圧巻でした。
 
 

 
 会場を出てホテルまで歩いて帰る途中、モーツァルトのオペラ魔笛が
大スクリーンで上映されていました。ちょうどパパパのあたりで、
しばらく聴き入りました。
 
屋外でも沢山の人が、思い思いにくつろぎながらオペラを楽しむ、
夏の音楽祭ならではの雰囲気です。
 
 
 
 *
 
 次の日はべッリーニのオペラ「ノルマ」を観ました。
チェチーリア・バルトリの声の表現力に
ずっと惹き込まれました。
 
演出は物語の舞台とは異なる現代風で斬新でしたが、
ノルマの民衆を率いる気高さや、子供を想う母の気持ち、女性として魅力を
それぞれ演じ分け、こまやかな感情ひとつひとつを大切に歌う姿に心打たれました。
 
 恵理子もソプラノで舞台に立つ身として、感動し多くを学んだと言っていました。
是非これからに生かしてほしいです。
 
 



夢のような音楽祭の時間でした。
 
 
 
 

ザルツカンマーグート


 
今見ても 心洗われるこの風景

 
 ウィーンからザルツブルクへ移動して、ザルツブルク音楽祭を聴きに行ってきました。
 
晴れた日に少し早起きをして、ザルツブルクからバスで1時間ほどの
ヴォルフガング湖を訪れました。
 
ここは湖畔の町、ザンクト・ヴォルフガング
 



気持ちのいい気候
 
 
 
 
 
 
 
 白亜の教区教会の、15世紀に描かれたミヒャエル・パッハーの祭壇画
   


 
  
 塩で栄えたザルツブルクならでは塩の専門店 Salzkontor
  
かわいいスミレのお花入りのバスソルトをおみやげに見つけました。
 
スミレはハプスブルク家のエリーザベト皇妃(愛称シシィ)
の大好きなお花だったそう。
 
 
  
 
 オーストリアの民族衣装ディアンドルを着た
ウェイトレスさんも可愛かったです
  
 
  


 
 こうゆう気分でした・・笑
 
 
観光客も少ないので、ゆっくりと静かに過ごしたい方にお勧めです。



 船着場へ向かいます
 
フェリーで 
 


ザンクト・ヴォルフガングからザンクト・ギルゲンへ
 
 絵のような景色が広がっていました
 
 

 
 
 









50分があっという間に感じました




 
 
 
 
 
ザンクト・ギルゲンはモーツァルトのお母さんアンナの生家があり
展示もあるようですが、この日はお休みで残念。。
 
 
 
 
 
幼いモーツァルトがヴァイオリンを弾く像の側で
 
 


 ポーズだけ決めてみました(・o・)


かわいい街でお散歩にはちょうど良かったです
 
 
 

優雅なひととき


ホテルでの朝食は、旅の楽しみ!
 

 
 
優雅な空間でいただくお食事は最高です
 
 


良く寝た顔で失礼します・・笑
 
 
 
ザルツブルクのミラベル庭園はいつ見ても素敵


 
 
 
 
 
 ウィーンでは
 
 


オペラ座が目の前に見えるお部屋でした


 
 
 
 伝統と格式を備えながら、室内は最新式で快適
 
 


お部屋のウェルカムフルーツやチョコレートも新鮮で美味しかったなあ。

アメニティがチョコレートの甘い香りのするオリジナル石鹸やシャンプーで
可愛かったです!
 

豊富な種類の朝食ビュッフェ




 
重厚感がありながら、インテリアも洗練されていました
 
 
 
 
 
 
 
 

朝からウェルカムシャンパンと
ザッハ―トルテなどのデザートコーナーも
 
満ちたりたお腹と心で
 
出掛けられる贅沢。。。
 
 
 
 
 

ウィーン国立歌劇場

 
音楽の都ウィーンを象徴するウィーン国立歌劇場
 
妹の恵理子がここのアカデミー生になってから、名前だけは結構な頻度で
会話に出てくるようになりました。
 私は今回初めて、内部を見学できるガイドツアーに参加してきました。
 
 



日本語のガイドツアーがあります

 
 

正面のバルコニー席から
 
 


当時は幕間に、皇帝しか入れなかった広間や



荘厳なロビー
 
 
 
 

 
ぶれちゃってますが(^_^;)
 
 



音楽家たちの肖像
 


 
 
華やかな舞台をつくる舞台裏も見せてもらえます


 
 
客席以上の奥行きが広がっていました
 

この幕の右側からオーケストラピットと客席


 
シーズン中はほぼ毎日代わる代わる上演される演目
大道具の移動で傷のいっぱいついた床
 


 
 
指揮者の位置から見たウィーン国立歌劇場の客席は、
振り返った時には拍手で溢れている場所。
 
そして音が創られる場所。
 
この場所に立てただけでも、なんだか幸せでした。




音楽の都 ウィーン


 
夏休み、私は母と妹と3人でオーストリアへ旅してきました。
 
ウィーンやザルツブルクは、一人で何度か訪れたことがある大好きな街。
 
今回は妹・恵理子がウィーンに住んでいることもあり、
頼もしいガイドがついた気分で、羽を伸ばしてきました。
 

 
ウィーンの伝統を感じるホテルのロビー
 
 
べルヴェデーレ宮殿へ

 
 
グスタフ・クリムトのコレクションや、代表作「接吻」を鑑賞。
 
華麗な絵を想像していましたが、近くで見ると荘厳な印象でした

絵画だけでなく建物そのものも美しく、
ゆっくりと時間をかけて観ました









!!
 
 

 
 
ケルントナー通り51にあるカフェ・ゲルストナー
1847年創業の皇室御用達店ですが、
ここは最近オープンしたオペラ座の向かいできた新しい店舗。
階段を上がったカフェで
 
 

レモネード
歩き疲れた身体にしみわたるー・・
 
 
 
とってもかわいいお店でした
 




オペラ・フィガロの結婚が書かれたモーツァルトハウスや
 
シュテファン大聖堂を訪れました
 
 

 
 
ウィーン楽友協会 Musikvereinは、演奏会はシーズンオフですが、
ホールの見学ができるガイドツアーに参加してきました。
 
英語とドイツ語のガイドのみですが、
1744席の黄金のホールGoldener Saal、室内楽向けのブラームスザールBrahms Saalや
380席のグラスホールと呼ばれるべーゼンドルファーのピアノが何台も置いてあるホール
などを見学できました。
 
ブラームスザールでは、最近子供の為のコンサートを企画していることや、
黄金のホールはテレビで拝見するよりもずっと舞台が狭いことに驚きました。
歴史のあるホールだけに改装などはせず、毎回工夫をして
オーケストラがのっているとのこと。
 
でも会場で少し手をたたいただけで、その響きが素晴らしいことがわかりました。
 
小ホール(ブラームスザール)のこけら落としは1870年、クララ・シューマンによる
演奏によって行われました。楽譜や本の中の人が、本当に存在し演奏していたことを
肌で感じる体験。
 
いつか貴重な自筆譜などの資料が保管されているここの図書館も行ってみたいです。
そしてなにより生で音を聴いてみたい!
 

 
楽友協会にて
 
 
ホイリゲで今年できた新しいワインをいただいたり
 


ウィーンの北、ハイリゲンシュタットまで足を延ばして






ベートーヴェンがハイリゲンシュタットの遺書を書いた記念館を訪れたり
 
 
ウィーンでは、シューベルトの生家へ






楽聖たちの足跡を辿るだけでも、ウィーンは本当に見所に溢れています。
 

何度訪れても圧倒される美しさ、美術史博物館にも足を運びました。




 
 

美術館内のカフェも素晴らしいです
 
 
 一日では見尽くせないほどの、芸術の宝庫
 
絵画を観ながら、これが描かれた時にはどんな音楽が奏でられていただろうと
考えたり、自然と浮かんでくる時間が好きです。

 
  ウィーンでのお食事は
シュニッツェルなどを頂いた オーバーラー というカフェ
 
 
 
 
 
そして、ウィーンミッテ駅からすぐのビオのお店、ヨーゼフ へ 
 
 





女性好みかもしれませんが、とても美味しかったです!