27日、ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲を、
中野区民交響楽団さんと、無事弾ききることができました。
演奏会前に予約枚数が終了するほど、沢山の方々に聴いて頂き
本当にありがとうございました。
大きな舞台でオーケストラの響きを聴きながらピアノが弾けて、
幸せな瞬間がたくさん訪れました。
指揮者の福田光太郎先生と。
オケとソリストを、短い時間でしっかり繋いで下さいました。
本番までは、オケと共演する中で自身のベストな演奏を
探しながら挑戦し、調整を重ねて、
うまくいったりいかなかったりの繰り返し。
苦しい思いの連続と、
日々波がくる緊張との闘いでしたが、
中野区民交響楽団の皆さまの、リハを重ねる度に変わっていく音楽が
頑張る力を後押ししてくださったように感じています。
演奏は二度と同じようには弾けないし、
何度弾いてもなかなかうまく弾けないことが、
次はもっと弾けるかもしれないと希望を持たせてくれます。
アンコールは、ラフマニノフのヴォカリーズ(コチシュ編曲)
を演奏しました。
ヴォカリーズの最初の旋律が、
パガニーニ狂詩曲でも度々登場する「怒りの日」の旋律から
からきていることに気付いた時は、同じ旋律とは思えない音楽に本当に感動したのですが、
この作品をピアノだけで弾いた時の美しさが大好きで、弾かせていただきました。
終演後、お客様と心置きなく話すことは叶いませんでしたが、本番までの緊張感から一変、オケの皆様からあたたかい反応とお言葉をいただけたことがとても嬉しかったです。この経験を糧に、さらに精進したいと思います。ありがとうございました!