2023/04/20

チャイコン、終演!

先週末、ホールいっぱいのお客様に
見守られながら、中野区民交響楽団さんと
チャイコフスキーのピアノコンチェルトを
無事弾ききることができました。

心より、ありがとうございました!





中野区民交響楽団さんとは2度目の
共演でしたが、最後の最後まで、
指揮者とオケと調整をして臨めました。

ソリストとしての自由、オケとのアンサンブル、
そのバランスを、私なりに探して

本番はピアノもベストな状態にしていただき、
響き合うその瞬間を、精一杯、音楽しました。

完璧はなかなか難しいですが、
‘聴こえてくる’ではなく‘聴きとる’
集中ができたのは、ここまでの準備と
やはり学生時代に勉強したレパートリー
だったことも、大きかったように感じます。

弾き続けて、今ようやく見えてきたものを
次の演奏に繋げ、さらに上を
目指していきたいです。




アンコールに選んだのは、
リャードフの舟歌 op.44。

壮大で華やかな世界から、心穏やかな世界を。
変ロ短調(変ニ長調)からロ短調へと続く、
この日の重厚なプログラムの架け橋に、
嬰ヘ長調を選びました。

何度弾いても飽きない、
ピアノの繊細な魅力溢れる作品です。

 


寺谷千枝子先生(Ms.)と舞台袖で。


藝大時代、妹の恩師でしたが、
演奏は勿論、
音楽に対する向き合い方が大好きで、
先生に会いたくて伴奏に付き添っていました。
中野区民交響楽団さんと共演経験もおありで、
舞台袖で尊敬する先生にあたたかい言葉を
いただけた時は、本当にじんときました。

終演後、気心の知れた人たちと
過ごす時間で また心が満たされます。

素敵な機会をつくってくださった
中野区民交響楽団の皆さま、
指揮の高橋先生、
聴いて下さったすべての方々、
そして、支えてくれた家族に

 心から感謝しています。

ありがとうございました。