先週末、ホールいっぱいのお客様に
見守られながら、中野区民交響楽団さんと
チャイコフスキーのピアノコンチェルトを
無事弾ききることができました。
心より、ありがとうございました!
中野区民交響楽団さんとは2度目の
共演でしたが、最後の最後まで、
指揮者とオケと調整をして臨めました。
ソリストとしての自由、オケとのアンサンブル、
そのバランスを、私なりに探して
本番はピアノもベストな状態にしていただき、
響き合うその瞬間を、精一杯、音楽しました。
完璧はなかなか難しいですが、
‘聴こえてくる’ではなく‘聴きとる’
集中ができたのは、ここまでの準備と
やはり学生時代に勉強したレパートリー
だったことも、大きかったように感じます。
弾き続けて、今ようやく見えてきたものを
次の演奏に繋げ、さらに上を
目指していきたいです。
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アンコールに選んだのは、
リャードフの舟歌 op.44。
壮大で華やかな世界から、心穏やかな世界を。
変ロ短調(変ニ長調)からロ短調へと続く、
この日の重厚なプログラムの架け橋に、
嬰ヘ長調を選びました。
何度弾いても飽きない、
ピアノの繊細な魅力溢れる作品です。
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寺谷千枝子先生(Ms.)と舞台袖で。 |
藝大時代、妹の恩師でしたが、演奏は勿論、
音楽に対する向き合い方が大好きで、
先生に会いたくて伴奏に付き添っていました。
中野区民交響楽団さんと共演経験もおありで、
舞台袖で尊敬する先生にあたたかい言葉を
いただけた時は、本当にじんときました。
終演後、気心の知れた人たちと
過ごす時間で また心が満たされます。
素敵な機会をつくってくださった
中野区民交響楽団の皆さま、
指揮の高橋先生、
聴いて下さったすべての方々、
そして、支えてくれた家族に
心から感謝しています。
ありがとうございました。