まず向かったのは、モンジュイックの丘に建つミロ美術館
偶然この日は、「美術館ナイト」と言われる日で、美術館や博物館が夜中まで開いていて、どこでもフリーで入ることができる日でした。日が長くなってきたこの時期の、ヨーロッパ共通のイベントみたいです。
偶然この日は、「美術館ナイト」と言われる日で、美術館や博物館が夜中まで開いていて、どこでもフリーで入ることができる日でした。日が長くなってきたこの時期の、ヨーロッパ共通のイベントみたいです。
美術館ナイトオープンが20時からだったので、その時間まで近くの広大な公園(というか森!)を散歩してみました。緑がいっぱいで、ミロ美術館に近い場所からの眺めが本当にきれいでした。
中に入って、ミロの作品を眺めていると、カラフルでエネルギーにあふれていて、大人も子供も素直に楽しめる世界だと感じました。子供のはしゃぐ声がとってもにぎやかでも、それが作品の一部のような不思議な感覚になりました。
屋内はもちろん、屋外にもユニークな作品がいくつか展示してあって、明るい空のもと、お散歩する感覚で見られます。
“なんでもあり”のように見えて、それぞれの作品には、その人独自のカラーというのがしっかりと現れているということ、芸術に必要なことだなと思います。
終わりのない道を歩んで行った芸術家の残したものから、勇気や希望がもらえるのは、私だけではないと思います。
建物がカラフル!
バロック地区と呼ばれるあたりの、趣ある小さな通りがとっても素敵でした。
変わった向きで、マリア様に出会いました。
変わった向きで、マリア様に出会いました。
人のたくさんいる場所からふっと入ったカテドラル、中ははひんやりして気持ちも静まります。
世界遺産のカタルーニャ音楽堂、残念ながら中には入れなかったのですが、外からだけでもモデルニスモの美しい装飾が印象的でした。
真昼の日差しが、きらきら映るこの通りが好きでした
散策しながら、いいなと思った景色を写真に収めていると、気付いたらすごい枚数になっていました。それくらい、どこをとっても、バルセロナの街は趣のある景色に見えました。
カタルーニャの芸術家の中でも、この人の存在は異彩を放っています。
ピカソ美術館に行きました。
偉大な芸術家の作品の変遷を辿りながら見られて、その創造性と、ものすごい生命力あふれるパワーに、やっぱり元気をもらえた気がしました。
色のある建物は、太陽の光でいろんな表情になります
そして、建築家アントニ・ガウディの創った、グエル公園へ。
建物のほとんどが曲線でできているのが、なんともいえない独特の世界。 色鮮やかなモザイクが、見ていて楽しくなります。
おとぎ話に出てきそうな世界。ここからの眺めは最高に綺麗でした!
こんなに異色な世界なのに、晴れ渡った空と海辺の街に、自然と調和しているのが不思議。
なんか、笑顔になります。
そして、ガウディの建築で最も有名な、世界遺産サグラダファミリアへ。
まだ建設中でいろんなところで工事をしていましたが、 そのスケールの大きさを肌で感じることができました。
東側の生誕のファサード、西側の受難のファサードの彫刻は、キリストにまつわる物語が表現されています。
内部の柱は木の幹をモチーフにつくられていて、よく見ると、いろんなところに自然のモチーフを用いた形が見つけられます。
個性的に見えるものでも、普遍的な自然がテーマになっているんだなぁとあらためて感心。。
ガウディの建築でもうひとつ、カサ・バトリョにも行ってみました。
外観から独特のオーラを放っていて、グラシア通り沿いの建物の中で、そこだけ別世界という感じがします。
木の丸みのある家具や窓枠も、あたたかみがあります。
窓からの光も、空間の大切な一部
クジラの背骨のような屋根裏も、自然と風と光が入るように設計されていて、ただのデザインではないことがわかります。
独創性って、本当に人の心をとらえるものだなと、スペインに来て強く感じました。