2022/12/12
ピアノ五重奏の響き、至福の時
2022/11/23
新日フィルのメンバーとシューマンの五重奏曲
2022/11/22
ジブリパーク
2022/10/12
関ヶ原 夜想語 2022
先週土曜、関ヶ原夜想語を
無事終えることができました。
日本の歴史を動かした戦国時代の
武将たちの激戦地、関ヶ原。
御子孫の方々や岐阜県知事、
沢山のお客様に見守られながら
野外劇の空間の一部となりピアノを
演奏する貴重な体験ができました。
前日リハは、お昼はあいにくの雨。。
そんな中
主催者の粋なお取り計らいで、
演奏家全員を関ヶ原古戦場記念館に
案内していただけることに。
グランドスクリーンやシアターの迫力には
圧倒されました。戦いの過程や、
武将たちの感情や思惑も、
最新の体験型アトラクションで
自然に入ってきて、
本番の演奏前に理解も深まりました。
子どもも楽しみながら学べそうです。
雨も上がり、通しで最終確認。
本番は前日の雨から一転、
朝から快晴でお天気に恵まれました。
ロケバスで待機後、現場に行って
ピアノの前に座ると、びっくり。
椅子も鍵盤も結露していて(!)
鍵盤と椅子を拭きながら
「過酷な環境だけど、本番よろしくね」
と心の中でピアノに伝えて、始まりました。
野外の夜、想像以上に冷たい空気の中、
スタッフが用意してくださった
貼るホッカイロがありがたかったです。
3時間前の調律のお陰もあり
音は美しく響いてくれた気がします。
夕刻から夜にかけて美しい月を眺め
虫の声が聴こえる静けさの中
ソロの月光やアンサンブルの数々を
演奏できました。
同じ舞台で共有できた
竹下景子さんの情感たっぷりの語り
関口まなとさんの迫真の演技
角田さんは本当に徳川様にしか
見えなくなるくらい役柄ぴったりの声とお姿
そして、城さんの熱演。
すべてが、演奏の力になりました。
最後は、鎮魂の眩い花火が
胸に響きました。
本番で使用したマスク。
終演後に演奏家のみなさまと。
左よりチェロの印田さん、
クラリネットの大成さん、私、
徳川家康役バリトンの角田和弘さん、
石田三成役テノールの城宏憲さん、
ヴァイオリンのビルマンさん、
音楽監督の中山さん。
演奏メンバーは高校、大学の先輩後輩。
お写真は撮れませんでしたが、
尺八の横田逸山さんは、私の小・中学校時代
仲良しだった同級生のお父様。
様々なご縁で、関わってくださった
たくさんの方々とひとつの舞台をつくれたこと、
一人で演奏する時間の長いピアニストとしては
学びと刺激の多い時間でした。
野外朗読音楽劇の今後も
ますます発展の予感。
ご期待ください。
2022/09/30
朗読と音楽
秋の気配が 次第に濃くなってくる季節、
皆さまお元気でお過ごしでしょうか。
久しぶりのBlog、何から書こうかなと。。
私はずっと、元気にしております!
夏休みは、娘のバレエの初めての舞台や、
一時帰国した妹と、恩師に会いに行ってレッスンを受けたり、
エンゼルの音楽仲間の子供達と沢山夏の思い出ができたり
清津峡や大地の芸術祭に足を伸ばしてみたり、
忙しくも 充実した日々でした。
そんな中、同時並行で
J.S.バッハのロ短調ミサを、ピアノで
バロックピッチ(平均律で半音低い音)を弾く
合唱練習に参加する機会が何度かあり、
オケパートも勉強しました。
これが本当に大変な作業でしたが。。
鍵盤音楽とはまた違う、
規模の大きさ、複雑で巧みなポリフォニー、
荘厳な響きを創りあげるバッハの情熱。
実際弾きながら聴くことで より感じています。
ブラームスの運命の歌op.54、哀悼歌op.82、
フォーレのレクイエム等
いくつかの合唱団さんで現在弾かせていただいている作品も
オーケストラをピアノで弾く作品ばかりで、
ピアノで色彩豊かな音色を創りたいという
気持ちが膨らみます。
そして、
大学が始まってからは、春学期に引き続き
履修してくれた学生や新入学生と共に、
新たな作品を一緒に学び始めたところです。
最初の曲決めは大事なプロセスですが、
能力もバックグラウンドも様々な
一人一人に合った作品を考えるのは、
趣味と言っていいくらい好きです。
大学で講師を勤めて今年で11年目になり、
教える喜びも、自分の中で変化を感じています。
さて、近況?が長くなりましたが
昨日は、こちらでリハをしてきました。
大学を休講にして、初めて伺った、新宿村。