2022/12/12

ピアノ五重奏の響き、至福の時


先日、すみだトリフォニー小ホールでの
ピアノ五重奏の響き、無事に終演いたしました!


左よりビルマン聡平さん、中山博之さん、田村安紗美さん、
私、濱本実加さん、飯島哲蔵さん


演奏中、
新日フィルのカルテットメンバーと
お越し下さった沢山のお客さまと

会場で一緒に音楽を創っている
感覚になれて幸せでした。

やはり聴いてくださる方あっての
演奏だとあらためて感じます。

本当にありがとうございました。

緊張感の中 始まった前半。
素敵な作品ですが、
弾くのは難しい箇所がたくさん。。

でも4人の弦楽の
密なアンサンブルが素晴らしくて、
自然と相手の音を聴きたくなり
どう弾いたらいいのかが見えてくる

これがアンサンブルなのかなと
感じました。



合わせの時も、みなさんのお人柄に
何度も助けられながら、
シューマンの音楽を
弾ききることができました。

またこのメンバーで演奏したい、と
心から思える至福の時間でした。


後半はガラッと雰囲気を変えて
ミュージカル映画音楽も中山編曲で。

ピアノ五重奏で叶うこと
すべて入れたのではと思うほど、
聴き応え十分な音楽を 舞台袖で聴けました。

あたたかい拍手やブラボーの声から、
楽しんでいただけたようで
嬉しく思いました。

 

大学の生徒さんたちも何人か
聴きに来てくれて。。終演後、
かわいい笑顔に癒されました。


ありがとうございました。



2022/11/23

新日フィルのメンバーとシューマンの五重奏曲




12/10は、こちらのコンサートに出演します!

私は前半で
シューマンのピアノ五重奏曲 op.44を演奏します。

何度か本番で演奏している作品ですが、
充実した内容に加え、どの楽章にも
シューマンの魅力が溢れていることを
再確認しています。

転調がめまぐるしいのに
それが自然に聴こえる巧妙な技法

確固とした構成と独特のフモール

音で語られる心の内の、純粋な響き
そして斬新さ

ピアノと弦楽カルテットの
アンサンブルならではの音色のパレット
の使い分けも見事なのです。


新日フィルの素敵なメンバーとの共演が
今から楽しみです。


後半は
ミュージカル・映画の名曲より
中山の編曲・演奏でお届けします。
(以前代官山蔦屋で演奏した際
ご好評いただいたプログラムだそうです)


オンラインでもチケット購入可能ですが、
お越しいただける方は私までご連絡くださいませ。

よろしくお願いいたします。






2022/11/22

ジブリパーク

 真新しいジブリパークへ、
先日行ってきました。

清々しい秋晴れの中
いっぱい遊んだ思い出を、
写真とともに。




広いパーク、たくさん歩きました。

各所にあるベンチには
ジブリの物語の登場人物の
忘れ物が置いてあったり、

自分で見つける楽しさが至るところに。




広場近くのコスモスが見頃で、





娘は落ちているお花や花びらを
集めるのにずっと夢中でした。





いよいよメインの、ジブリの大倉庫へ
見所がいっぱいでした。




借りぐらしのアリエッティの世界

小人の視点でみられるお家や植物も
かわいかったです。




あ!ハク!笑




舞う契約書の中に
千尋のサインも、見つかりました。




ラピュタのロボットも、
とてもリアル。

その他
オリオン座で短編映画を観たり

企画展を回ったり

子供だけが楽しめる街で迷いながら遊んだり

猫バスやトトロのお腹にも乗れて
めいちゃんと同じ5歳の娘は
思いっきり楽しんでました。





哲学好きなので私この部屋はツボ。

細部まで忠実に再現されていて
コクリコ坂の時代が伝わってきます。







幼い頃から親しんできたジブリの世界を
子供と一緒に楽しめたことが
何より幸せでした。

新しいエリアができたら
また行ってみたいです。





2022/10/12

関ヶ原 夜想語 2022


先週土曜、関ヶ原夜想語を

無事終えることができました。


日本の歴史を動かした戦国時代の

武将たちの激戦地、関ヶ原。



御子孫の方々や岐阜県知事、

沢山のお客様に見守られながら


野外劇の空間の一部となりピアノを

演奏する貴重な体験ができました。


前日リハは、お昼はあいにくの雨。。

そんな中

主催者の粋なお取り計らいで、

演奏家全員を関ヶ原古戦場記念館に

案内していただけることに。



グランドスクリーンやシアターの迫力には

圧倒されました。戦いの過程や、

武将たちの感情や思惑も、

最新の体験型アトラクションで

自然に入ってきて、

本番の演奏前に理解も深まりました。


子どもも楽しみながら学べそうです。


雨も上がり、通しで最終確認。




本番は前日の雨から一転、

朝から快晴でお天気に恵まれました。


ロケバスで待機後、現場に行って

ピアノの前に座ると、びっくり。

椅子も鍵盤も結露していて(!)


鍵盤と椅子を拭きながら

「過酷な環境だけど、本番よろしくね」

と心の中でピアノに伝えて、始まりました。


野外の夜、想像以上に冷たい空気の中、

スタッフが用意してくださった

貼るホッカイロがありがたかったです。


3時間前の調律のお陰もあり

音は美しく響いてくれた気がします。


夕刻から夜にかけて美しい月を眺め

虫の声が聴こえる静けさの中


ソロの月光やアンサンブルの数々を

演奏できました。


同じ舞台で共有できた

竹下景子さんの情感たっぷりの語り

関口まなとさんの迫真の演技

角田さんは本当に徳川様にしか

見えなくなるくらい役柄ぴったりの声とお姿

そして、城さんの熱演。


すべてが、演奏の力になりました。


最後は、鎮魂の眩い花火が

胸に響きました。




本番で使用したマスク。



終演後に演奏家のみなさまと。



左よりチェロの印田さん、

クラリネットの大成さん、私、

徳川家康役バリトンの角田和弘さん、

石田三成役テノールの城宏憲さん、

ヴァイオリンのビルマンさん、

音楽監督の中山さん。


演奏メンバーは高校、大学の先輩後輩。


お写真は撮れませんでしたが、

尺八の横田逸山さんは、私の小・中学校時代

仲良しだった同級生のお父様。


様々なご縁で、関わってくださった

たくさんの方々とひとつの舞台をつくれたこと、


一人で演奏する時間の長いピアニストとしては

学びと刺激の多い時間でした。



野外朗読音楽劇の今後も

ますます発展の予感。


ご期待ください。



2022/09/30

朗読と音楽

 秋の気配が 次第に濃くなってくる季節、

皆さまお元気でお過ごしでしょうか。


久しぶりのBlog、何から書こうかなと。。

私はずっと、元気にしております!


夏休みは、娘のバレエの初めての舞台や、

一時帰国した妹と、恩師に会いに行ってレッスンを受けたり、

エンゼルの音楽仲間の子供達と沢山夏の思い出ができたり

清津峡や大地の芸術祭に足を伸ばしてみたり、

忙しくも 充実した日々でした。


そんな中、同時並行で

J.S.バッハのロ短調ミサを、ピアノで

バロックピッチ(平均律で半音低い音)を弾く

合唱練習に参加する機会が何度かあり、

オケパートも勉強しました。


これが本当に大変な作業でしたが。。

鍵盤音楽とはまた違う、

規模の大きさ、複雑で巧みなポリフォニー、

荘厳な響きを創りあげるバッハの情熱。

実際弾きながら聴くことで より感じています。


ブラームスの運命の歌op.54、哀悼歌op.82、

フォーレのレクイエム等

いくつかの合唱団さんで現在弾かせていただいている作品も

オーケストラをピアノで弾く作品ばかりで、

ピアノで色彩豊かな音色を創りたいという

気持ちが膨らみます。


そして、

大学が始まってからは、春学期に引き続き

履修してくれた学生や新入学生と共に、

新たな作品を一緒に学び始めたところです。


最初の曲決めは大事なプロセスですが、

能力もバックグラウンドも様々な

一人一人に合った作品を考えるのは、

趣味と言っていいくらい好きです。


大学で講師を勤めて今年で11年目になり、

教える喜びも、自分の中で変化を感じています。


さて、近況?が長くなりましたが

昨日は、こちらでリハをしてきました。

大学を休講にして、初めて伺った、新宿村。




来週の本番「関ヶ原 夜想語」の

演出家や関係スタッフの方々が見守る中、

語りと音楽がどのように関わっていくのか
ピアノの役割と進行を確認できました。

2020年の延期公演のため、3年ぶりの公演。
私は2018年以来2度目となる野外舞台です。


朗読をされる女優の竹下景子さんは
数日前にお誕生日を迎えられ
演奏者みんなでサプライズHappyBirthdayを。
とても喜んでくださり、美味しいお裾分けと共に
和やかな雰囲気で リハを終えられました。


音楽の根底にある人間の魂の響きと

竹下景子さんと、関口まなとさんの迫真の語り

歴史的な舞台で表現されるからこそ

どのような空間が生まれるのか

是非 見届けていただけたら幸いです。
(チケットは残り僅かだそう)

共演が楽しみな演奏家の皆さまばかり!


どうか、お天気に恵まれますように。。






2022/07/29

磯野先生チェロ発表会にて



夏の日々が 瞬く間に
過ぎていくように感じられる今日この頃です。
気付けば先週末。。

磯野先生のチェロ発表会、
無事に終わりました!

初めての発表会の小さなチェリストから、
ソナタに挑戦される方まで、
私は18人のチェロを愛する
皆さまとの共演でした。

ソロを弾く緊張感に寄り添いながら、
その人のベストな演奏を引き出せたらと
私も精一杯 弾かせていただきました。

ここ最近、娘と甥っ子姪っ子も
こちらで弾かせていただく機会をいただき、
伴奏と、先生のどちらも
貴重な経験をさせてもらっています。





娘ソロ  固唾を飲んで  見守る
になっています。笑

舞台袖の一瞬の出来事を、
カメラが捉えてくれていて。
いただいた写真の一部ですが
私の知らないこんな表情もするんだなと
成長をあらためて感じられたり、

写真って素敵ですね。





連弾も。

娘のソロはリハで全然弾けず
最近新しい曲を見るペースが早くなって、
安心して弾ける作品にすれば良かったかなあと
内心 焦りもありましたが、

本番は無事弾ききり
本人も弾けたことが嬉しそうで
挑戦して良かったとほっとしました。

始めたばかりの子は、
この見極めがとても難しいんだと感じています。

甥っ子姪っ子も、憧れの曲に取り組んで、
好きだけでは叶わない演奏の難しさに直面しながらも、
自分なりに努力をして、誰かに聴いてもらえる
本番の楽しさを感じとってくれたようで
嬉しかったです。





生でしか経験できない

音楽の時間、
自分との葛藤、
人と共有できる喜び

発表会でたくさんの表情に出会えました



ご一緒したピアニスト中村真理先生と、
終演後にほっとして自然と笑顔に。


次の機会も、楽しみにしています


 

2022/07/04

AnimalCharityConcert


先日、めぐろパーシモン小ホールにて
アニマルチャリティーコンサートに
出演させていただきました。

私はオープニングでショパンを
ゲスト演奏させていただきました。




チャリティーに参加される
音楽愛好家の皆様の演奏後、

中山博之とビルマン聡平による
コンサートの合間に。。

娘もサプライズゲストで
演奏させていただきました!





私はこちらの方が
ずっと緊張。。笑

本人は夜遅い本番もへっちゃらな様子で
ソロを楽しんで弾いていました。

連弾は湯山昭さんの作品を。

無事弾けて、良かった・・


動物愛護団体を支援する
アニマルチャリティーコンサート。

これまで集まった寄付金で
たくさんの小さな命を救い、

活動を続けてこられた
代表の細見さんをはじめ

支援をされる出演者の皆さまの
大好きな音楽を通して
動物を思い遣る優しい気持ちに

心が温まる夜になりました。


これからもずっと続いて欲しい
演奏会のひとつです。


家族で出演する機会をいただき
ありがとうございました!