2022/09/30

朗読と音楽

 秋の気配が 次第に濃くなってくる季節、

皆さまお元気でお過ごしでしょうか。


久しぶりのBlog、何から書こうかなと。。

私はずっと、元気にしております!


夏休みは、娘のバレエの初めての舞台や、

一時帰国した妹と、恩師に会いに行ってレッスンを受けたり、

エンゼルの音楽仲間の子供達と沢山夏の思い出ができたり

清津峡や大地の芸術祭に足を伸ばしてみたり、

忙しくも 充実した日々でした。


そんな中、同時並行で

J.S.バッハのロ短調ミサを、ピアノで

バロックピッチ(平均律で半音低い音)を弾く

合唱練習に参加する機会が何度かあり、

オケパートも勉強しました。


これが本当に大変な作業でしたが。。

鍵盤音楽とはまた違う、

規模の大きさ、複雑で巧みなポリフォニー、

荘厳な響きを創りあげるバッハの情熱。

実際弾きながら聴くことで より感じています。


ブラームスの運命の歌op.54、哀悼歌op.82、

フォーレのレクイエム等

いくつかの合唱団さんで現在弾かせていただいている作品も

オーケストラをピアノで弾く作品ばかりで、

ピアノで色彩豊かな音色を創りたいという

気持ちが膨らみます。


そして、

大学が始まってからは、春学期に引き続き

履修してくれた学生や新入学生と共に、

新たな作品を一緒に学び始めたところです。


最初の曲決めは大事なプロセスですが、

能力もバックグラウンドも様々な

一人一人に合った作品を考えるのは、

趣味と言っていいくらい好きです。


大学で講師を勤めて今年で11年目になり、

教える喜びも、自分の中で変化を感じています。


さて、近況?が長くなりましたが

昨日は、こちらでリハをしてきました。

大学を休講にして、初めて伺った、新宿村。




来週の本番「関ヶ原 夜想語」の

演出家や関係スタッフの方々が見守る中、

語りと音楽がどのように関わっていくのか
ピアノの役割と進行を確認できました。

2020年の延期公演のため、3年ぶりの公演。
私は2018年以来2度目となる野外舞台です。


朗読をされる女優の竹下景子さんは
数日前にお誕生日を迎えられ
演奏者みんなでサプライズHappyBirthdayを。
とても喜んでくださり、美味しいお裾分けと共に
和やかな雰囲気で リハを終えられました。


音楽の根底にある人間の魂の響きと

竹下景子さんと、関口まなとさんの迫真の語り

歴史的な舞台で表現されるからこそ

どのような空間が生まれるのか

是非 見届けていただけたら幸いです。
(チケットは残り僅かだそう)

共演が楽しみな演奏家の皆さまばかり!


どうか、お天気に恵まれますように。。