2021/12/31

holiday season



2021年、たくさんの方々に支えられた一年も残りわずか。

感謝の気持ちを胸に
来年も精一杯、頑張って参りたいと思います。


ホリデーシーズンは

娘と過ごす時間が
心を満たしてくれました。



アドベントカレンダーをめくり終えた夜は




クッキーを焼いてアイシングをしたり、

お手紙を書いて置いておきました。

翌朝、サンタさんがもらってくれていたのが

とても嬉しかったようです。





羽根木にあるmaison maltaさんで

お正月飾りとアレンジのworkshopに
参加して一緒につくることができました。


伝統を大切にしながらも
難しいことは考えず

自由に好きな花材を選び
香りや感触を確かめたり
カタチにしていく難しさを感じたり

一緒に楽しみました。





maltaさんからお散歩して

白髭のシュークリーム工房さんへ。

トトロのシュークリームを前に、
みんなで満面の笑み!






帰省をして、

私はゆっくりピアノを弾けて
充実しています。。。


少し積もった雪で
娘、ちいさな雪だるまを作れました。


厳しい寒さの年末年始になりそうですね。


皆さま、どうぞ
良いお年をお迎えください。








 

2021/11/29

パガ狂、終演!


27日、ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲を、
中野区民交響楽団さんと、無事弾ききることができました。

演奏会前に予約枚数が終了するほど、沢山の方々に聴いて頂き
本当にありがとうございました。

大きな舞台でオーケストラの響きを聴きながらピアノが弾けて、
幸せな瞬間がたくさん訪れました。





指揮者の福田光太郎先生と。
オケとソリストを、短い時間でしっかり繋いで下さいました。


本番までは、オケと共演する中で自身のベストな演奏を
探しながら挑戦し、調整を重ねて、
うまくいったりいかなかったりの繰り返し。

苦しい思いの連続と、
日々波がくる緊張との闘いでしたが、

中野区民交響楽団の皆さまの、リハを重ねる度に変わっていく音楽が
頑張る力を後押ししてくださったように感じています。

演奏は二度と同じようには弾けないし、
何度弾いてもなかなかうまく弾けないことが、
次はもっと弾けるかもしれないと希望を持たせてくれます。

アンコールは、ラフマニノフのヴォカリーズ(コチシュ編曲)
を演奏しました。

ヴォカリーズの最初の旋律が、
パガニーニ狂詩曲でも度々登場する「怒りの日」の旋律から
からきていることに気付いた時は、同じ旋律とは思えない音楽に本当に感動したのですが、
この作品をピアノだけで弾いた時の美しさが大好きで、弾かせていただきました。



2階からのリハの様子

終演後、お客様と心置きなく話すことは叶いませんでしたが、
本番までの緊張感から一変、
オケの皆様からあたたかい反応とお言葉をいただけたことが
とても嬉しかったです。

この経験を糧に、さらに精進したいと思います。

ありがとうございました!



 

2021/11/09

磯野先生チェロ発表会



磯野先生のチェロ教室の発表会、
無事終わりました。

子供の部から始まり、5部に渡るプログラム。

一人一人に寄り添いながらの伴奏は
最後まで集中力を試されましたが、
生徒さん達と、アンサンブルできて幸せでした。

皆さま、コロナ禍での長い自粛生活を経て
ステージでの演奏は、難しい作品に挑戦して取り組まれていたし、
いつもに増して、演奏に気持ちが込もっていたように感じました。


娘は先週に引き続き、舞台で演奏できました。




「拍手がもらえるのって嬉しいね」

と、素直に楽しそうでした。








笑顔で終われたことが、何より報われました


ピアノを教えている甥っ子姪っ子も
今回舞台で弾かせて頂き、
成長を見ることができました。


今回は出演人数も多く、ピアニストも
私達夫婦と、佐藤佑美先生の3人体制でした。

藝高からの同期である先輩御三方は、
久しぶりの再会に
先生の顔をしばし忘れて和気藹々。



楽屋にて


最後に演奏させていただいた講師演奏は
ピアノ曲をチェロ編曲した
ラフマニノフのエレジー op.3-1を

es-mollがe-mollになるだけで色彩が随分変わりますが
チェロにとても合う旋律が美しく、M.マイスキーなども演奏しています。


素敵な1日を、ありがとうございました。



 

2021/11/06

娘との初舞台




先週末、母の主催する第34回ピアノ発表会を
無事終えることができました。

娘との連弾で始まった発表会、
自分の演奏よりはるかに緊張しました。。笑


準備を重ねて、この日が無事に迎えられただけでも
ホッとしました。

そして何より、一緒に舞台でピアノが弾けて幸せでした。


この写真は、当日アナウンスのお手伝いをしてくださった
大好きな友人が、発表会後に送ってくれたもの。

母が心配そうに、でも温かく見守ってくれていたのがわかり。。
宝物です。





沢山の生徒さんが、いろいろな想いを
音に託して弾いている様子を、
娘と客席からも聴くことができました。
みなさま、本当にお疲れ様でした。


アンサンブルは、樋口裕香さんのフルート
を聴いていただきました。ひぐゆちゃん(愛称)、
ハロウィンということで、可愛いジジのマスコットまで付けて
女の宅急便より、めぐる季節を。そして
フォーレのシチリアーノとファンタジーを、
凛とした音色で美しく演奏して下さいました!




私は、ラフマニノフ(コチシュ編曲)のヴォカリーズと
ショパンの舟歌をソロで演奏しました。


子育て、お仕事、演奏活動と、
めまぐるしい毎日の中

若い時のベストが今のベストではない

と、自分と向き合い続けています。

聴く人は、
私が1週間で仕上げた曲であろうが、
10年かけて弾き込んだ曲であろうが関係ない。

常にベストを求められていることを自覚しながらも、
時間に追われていっぱいいっぱいになります。

でも、ピアノを弾くと、
自分でいられます。

母がピアノをやらせてくれたおかげでここまで来れたこと、
自分が母親になった今、やっとわかる苦悩や喜び。
感謝しかありません。


母と同じでなくても、
私なりに娘と音楽と、これからも
向き合っていけたらと思った1日でした。





2021/10/08

ポジティフオルガン


先日、浜離宮朝日ホールにて、グロリアコンサートを
無事終えることができました。

2年前から企画を温められてきたキアラ萌芽さんの
想いが舞台いっぱい溢れる、温かなコンサートでした。



左より、アルトの中島郁子さん、ソプラノの星川美保子さん、
キアラ萌芽さん、指揮者の藤川大晃さん、私

素敵な共演者の方々と共に、
ヴィヴァルディ作曲グロリアで、
ポジティフ・オルガン(!)をつとめさせていただきました。

ポジティフ・オルガンは、持ち運びのできるオルガンで
ヴィヴァルディの生きていたバロック時代には
通奏低音楽器として使われていました。

今回弾かせていただいたのは4オクターブと2音の51鍵を持つ楽器。

和声の土台になる左手はチェロとコントラバスとほぼ同じ動きを担い、
右手は和音や自由な対位旋律を弾きます。

ピアノと違い、タッチによる強弱はつかず、
レジスターで音色を変化させます。

オルガン独特の、減衰しない音がとても新鮮で、
音を持続させながら次のハーモニーを創っていくのが、
面白く感じました。




G.P.




初めてこの楽器に触れたリハで撮影


柔らかい音色から輝かしい音色まで、
オケの中で創ることができて
本当に貴重な体験でした。

弾かせていただき、
ありがとうございました。




 

2021/09/28

ラフマのパガニーニ狂詩曲、弾きます

コンチェルトのご案内です。

11月27日(土)、練馬文化センター大ホールにて、
福田光太郎先生指揮、中野区民交響楽団さんと

ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲を
共演させていただきます。

 


ラフマニノフの晩年の傑作を
オケと共演できる機会に、心から感謝です。

全席指定席になり、チケットは
中野区民交響楽団さんのホームページから予約できます。
(こちらから予約の場合、座席の指定はできないそうです。)

今月23日よりチケット販売が始まっていて、
中々ブロック等、すでに埋まっているところもありますが、

私までご連絡をいただけましたら
ブロックのご指定は承ることが可能です。





コロナ対策のため、
御名前、ご住所、お電話番号をお伝えいただき、
上記座席表より、ご希望のブロックをお知らせください。
可能な限り、良いお席を予約させていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします。


皆様に聴いていただける日まで、
心を込めて
準備を重ねたいと思います。


粥川愛


2021/09/27

よみうりカルチャー講座

先日、よみうりカルチャー講座ヴァイオリン名曲サロン

荻窪と錦糸町教室で


バッハとモーツァルトのソナタを共演させて頂きました。


J.S.Bach:Sonata Ⅲ für Violine und Cembalo E-Dur BWV1016

Mozart :Violin Sonata A-Dur K.526




どちらも当時の響き、

チェンバロやフォルテピアノとのアンサンブルをイメージすると、

自然と弾き方が変わってきます。


モーツァルトの後期の作品は、ポリフォニックな書法で

書かれているものも多いですが、バッハと対比して弾くと

その影響や、独自性があらためて浮かび上がってくるようでした。


今期最後の講座、

ゲストで呼んでいただき、貴重な機会をありがとうございました。






ipadで楽譜を見ることにもだいぶ慣れてきたので、

今回初めて、本番で譜めくりペダルにも挑戦してみました。


これが大活躍でした。


ipad上の楽譜は片面1ページなので、ピアノは譜めくりの回数が多いのです。

手で譜めくりも便利なのですが、一瞬の接触でうまく反応しないと

失敗してしまったり、繰り返しで何枚も戻ったりするときもあり、

こちらも慣れが必要。


今回、両手をほぼ鍵盤から離すことなく、

音もなくすっとめくれる感覚が

ちょっと楽しくもありました。


譜めくりさんに頼ることはまだあると思いますが、

一人で完結できるこの便利さは、新しかったです。


今後も、臨機応変に取り入れていけたらと思います。




 

2021/08/15

4歳の娘と夏の思い出

 

たくさんの夏の思い出を振り返って。

コロナ禍でたった15分でしたが、

晴れ渡った園庭で、幼稚園の夏祭りを見に行きました。

年少さんみんなで練習した盆踊り、

浴衣を着て踊る姿を、一目でも見れて嬉しかったです。





一時帰国をして2週間隔離が明けた妹と家族と、

ディズニーランドホテルに滞在し、




娘は初めてのディズニーランド!












ホテルのゲスト用プールも
ピーターパンの世界観で 素敵でした。






全員で抗原検査、PCR検査を済ませ

両親のもとへ








美濃から少し出掛けて
郡上八幡へ



綺麗な水辺を散策したり

食品サンプルゆかりの地で体験もできました。






4歳にはタルトやミニパフェが作りやすくて
出来上がりも可愛かったです。





一晩おいて、完成!


夜には夏らしい風流な遊びを

筒井時正さんの花々という線香花火





桐箱に、蝋燭と蝋燭立て、草木染めされた和紙で
繊細な花々が束ねられていました。






蕾から始まり、牡丹、松葉、散り菊
と変化する線香花火の一生

みなで楽しめました。


その後、エンゼルグランディア越後中里へ移動し
パパのプロデュースするエンゼルクラシックスを聴きました。


猛暑でも雨の日でも、室内で遊べるイベントや縁日、
温水プール他、子供たちが喜ぶ仕掛けが満載なところが魅力。


音楽仲間の子供たちと、
久しぶりの再会を喜びながら

たっぷり一緒に遊ぶことができました。




リハを聴く眼差しが真剣。笑

知っている曲はリズムに合わせて踊ったり
静かに口ずさんだり。

本番はこんな時でも満席でした。

器楽奏者によるクラシックのソロに加え、
この日の為にアレンジされた
ジブリやディズニーのメドレー等を
楽しみました。


そして、エンゼルのコンサートをきっかけに
結ばれた大好きな音楽仲間のお二人が、
先月結婚されました。

延期を経て開かれた結婚式には
私たちも夫婦で出席させて頂きました。

夫は主賓のご挨拶という大きな役をいただいた為、
一緒にお二人を思いながら言葉を選んだり、
当日は夫婦で連弾し、とても幸せな時間を過ごせました。


エンゼルがご縁で繋がった方々は、私たちにとって
かけがえのない人ばかり


このような状況下で、みなが元気でいられること
そして心を満たす時間を持てたことに感謝して
また頑張りたいと思います。


皆様が健やかで
充実した日々を送られますように