素晴らしい出会いが、たくさんありました。この約1週間の出来事を、感動さめやらぬうちにお伝えしたいと思います。ただ、いろんなことがありすぎて、1度に書ききれないので、少しずつ写真とともに報告できたらと思っています!
19日は早朝、ワルシャワからフランクフルトに飛び、そこからは電車でワイマールまで向かいました。ドイツ国鉄DBのサイトでチケットを事前に予約したのですが、出発直前にその電車が故障のためキャンセルになり、別の電車に乗るというハプニングもありましたが、無事にワイマールに到着しました。ホテルに荷物を預けて、地図を片手に、学校まで歩いてみました。朝は雨が降っていたのに、到着してからは澄み渡るように晴れて、緑の多い道を歩くのが気持ちよかったです。初めて歩く場所はドキドキしますが、レストランやカフェがならぶ並木道、モダンな建物と歴史のある建物が調和のとれた色でバランス良く共存しているこの街が、一目で気に入りました。いたるところに赤いマスタークラスの広告が張ってあり、街の大きなイベントであることを実感して緊張しながら学校にたどり着きました。
右が、会場となったリスト音楽院。街の中心である市庁舎からすぐの立派な建物でした!受付をすませ、練習室を使うまでに時間があったので、学校から歩いて10分ほどのリストの家に行ってきました。この家は、ロマン派の大作曲家フランツ・リストが晩年に過ごした場所で、実際に使用したピアノや貴重な自筆譜など、間近で見ることができます。窓から見える緑豊かな公園やピアノを見て、これらがリストが目にしていた風景だと思うと、感慨深いものがありました。
学校まではさっき来た道ではない公園を抜ける道を歩きました。木漏れ日のあふれる道、散歩やサイクリングをしている人も多く、こんな場所が近くにあったら、毎日散歩したいと思えるうつくしい公園でした。考えずに歩いているわけではないけれど、自然の中で耳を傾けてみる。。鳥の声、風の音、遠くで遊んでいる子供のはしゃぎ声、気持ちがリフレッシュされる瞬間ってこうゆう時なのかなと思います。
豊かな緑の道を抜け学校に戻ってから、カギを借りて練習室へ。小さな窓からも、建物の先に緑の公園がずーっと広がっています。来たばかりで慣れないはずなのに、居心地がよくて溶け込んでいけたのは、この環境が大きかったように思います。
20日からいよいよ本格的に受講生が決まるオーディションやレッスンが始ります。続きはまた報告します!