2009/08/15

Chęciny


先日、友人カップルがドライブに誘ってくれたので、ワルシャワから車で2時間くらいの、Chęciny(チェンチニィ)という所へ行ってきました。

小さな街ですが、丘の上には廃墟となった城跡があり、観光スポットになっています。ちょっと急な山道を登ると、街はもちろん、平たいポーランドの土地のずーっと先まで見渡せます。もう、夏も終わりに近付いていると感じさせるような、涼しい風がふいていました。遠くから見ると煙突のように見える円柱も、昔は先にとんがり屋根のある塔だったそうですが、面影がないので想像の世界です。



その後、MUSEUM WSI KIELECKIEJ (キエルツェ地方の田舎博物館)に行ってきました。ここはポーランドの昔ながらの生活が再現されたテーマパークのようになっていて、教会、学校、裕福な地主の家、牧畜小屋、馬車置き場、お店や風車など、当時の生活がわかるような形で展示されています。薬屋さん(右の写真)はもちろん、普通の家にもさまざまな種類の薬草が常備してあって、先人の知恵を感じました。便利な世の中に慣れた現代に生きる人にとって、素朴な生活は物足りなさや不便さを感じるものかもしれませんが、先人の築いてきた知恵の積み重ねが今の生活につながっていることを忘れてはいけないなと思います。ポーランド人がこの風景を見たら、日本人の私が見るのとは違った感覚の、懐かしさを感じたりするのかなと思いました。



この風景、絵本に出てきそう!

そんな世界に入り込んだような時間でした。






青空が近くて気持ちいい!!