2018/12/05

リース作り



先日Maltaさんで、
クリスマスリースを作ってきました。





今年はグリーンと赤い実で、クリスマスらしく。
もうひとつはホワイト系で作り、お母さんにプレゼントしました。





見た目より体力を使う作業ですが、





好きな花材を選び、無心でグリーンと向き合って
癒しの時間になりました。



素敵なクリスマスになりますように・・・!






ポーランドが恋しくて


子供が寝静まった夜中。。。

キッチンで一人ゴトゴト。

美味しいリンゴをたくさん戴いたので、
ポーランド風リンゴケーキSzarlotka(シャルロトカ)を焼きました。




ポーランド食器で焼くと美味しそうに見えるから不思議。

ちょっと焦げちゃったところもあるけど




素朴で、懐かしい味。
家族も喜んでくれました。

あったかいのを戴くのが美味しいのです。




先日はポーランド広報文化センターの集まりがあり、
駐日ポーランド大使館へ、久しぶりに行ってきました。

大使館へは、政府の奨学金の面接やビザの受け取り、と
何かと緊張する場面で行くことばかりでしたが、
今回はとても和やかな会で、知り合いの方にも沢山会うことができました。



所長のマリア・ジェラフスカさんと、留学時代の後輩・里見有香ちゃんと。





来年5月には東京文化会館で
ショパンのマズルカとスケルツォを弾く予定です。

また告知しますね。








2018/11/13

ブラームスのピアノ五重奏


先日、岐阜と名古屋の室内楽の公演、どちらも無事に終えることができました。
ありがとうございました!

ブラームスのピアノ五重奏は40分以上かかる大曲でとても難しい作品でしたが、
平光さんのアイデア、伝える際の言葉の選び方には共感するところが多く、
メンバーの熱意もありリハからとても充実した時間でした。

平光さんは加納高校の先輩で、母校の100周年オケや今年は関ヶ原でも
共演させていただきましたが、今回は息のあったご夫婦と共演。

合わせでは相手を気遣う優しさが会話の節々に感じられ、
素敵な音楽家ご夫婦でした。



2日目のスタジオハルさんにて。
左から平光さん、久米さん、私、新谷さん、福本さん。

2日目の演奏後のブラボーは、音楽に集中できた分、
聞こえた瞬間本当に嬉しかったです。




通りがかりのご夫婦がふらりと聴きにいらしてくださるような、
アットホームな雰囲気。



1日目のサロンドルチェさんにて。



この平光さんの楽譜、これは撮らなければ!と最終日にパチリ。
ヴァイオリニストは普通はパート譜を見ますが、
スコア(総譜)を縮小コピーし、すべてのパートを把握しながら
演奏されていました。この心意気が素晴らしい。


今回の編成ヴァイオリンとヴィオラによるモーツァルトのケーゲルシュタットは、
ご夫妻の調和のとれたアンサンブルがより伝わってきました。


ブラームスは ピアノパートは本当に難しかったのですが、
ブラームス特有のpoco f(ポコフォルテ)と記された音楽、
ここを美しく弾きたいがために、一生懸命ピアノに向かいました。。

今回、ブラームスとクララとの「友情の書簡」をあらためて読み、
ピアノ五重奏について多くは語られていませんが、
なんて思いやりに満ちた手紙の数々だろうと感動しました。

人間ブラームスが近くに感じられて、音に対する意識も変わった気がします。

またこの作品を弾ける日がくることを願って。










2018/10/09

原三溪を語る〜香り高き音色とともに〜



先日、ぎふ清流文化プラザ 長良川ホールで行われた
「原三溪を語る〜香り高き音色とともに」を無事終えることができました。

沢山の方々に聴いていただけて嬉しく思いました。
ありがとうございました!


郷土の偉人・原三溪については今回知ることばかりでしたが、
実業家として成功した後、芸術家のパトロンとして、また様々な社会貢献を通じて
人のために生きる姿勢を貫いた方で、感銘を受けました。


私は、三渓園の映像を背景に、ブラームスの間奏曲op.117-1とop.118-2を、
そして原三溪がパトロンとなり支援した芸術家たちの作品の数々を背景に、
ドビュッシーの映像第2集より葉陰をもれる鐘の音、金色の魚を演奏しました。

ブラームスもドビュッシーも、原三溪と同じ明治時代に活躍した作曲家。

このお話をいただいた時に、とくにドビュッシーは
直感でこれが合いそう!と思ったのですが、
近代日本画壇に輝く横山大観、菱田春草、小林古径、下村観山、等
の作品とともに、楽しんでいただけたようでホッとしました。

巨大スクリーン、舞台上で大きかったなあ。
演奏中、左側の映像を楽しむことはできませんでしたが。。笑



最後に記念撮影 ( ^ ^ )
長良川ホールは、とても心地よい響きでした。



原三溪について語ってくださった講師・尾関孝彦先生と、
聞き手の透千保さんと。

お二人は加納高校の先輩!
透さんは、以前日本モーツ ァルトコンクール受賞者披露の式で
アナウンスをしてくださっていたと聞き、嬉しい再会になりました。

貴重な経験を、ありがとうございました。


2018/09/29

Angela Hewittさん


昨夜、紀尾井ホールで
アンジェラ・ヒューイットさんの平均律第2巻全曲を聴いてきました。

本当に素晴らしかった・・・

19時開演で22時終演の通常より長いコンサートでしたが、
むしろ終わった時の方が、心が満たされて元気になっていました。

受験生をみていると必ず演奏する平均律。

聴かせることの難しさは十分理解しているつもりですが、
全24曲すべての作品に命が宿ったような演奏に、
あらためて作品の素晴らしさを感じました。


3日前には、Fazioliサロンでマスタークラスを聴き、
個人的に初めてお話する機会を得ました。
あたたかく気さくにお話してくださり、とても嬉しかったです。

アンジェラさんは
以前私が数学と音楽のコンサートでご一緒した前島 信先生(慶応義塾大学名誉教授)
のご親友のPaul Embrechts先生(元ETHチューリッヒ工科大学教授)
のご自宅でピアノを弾かれる仲

バッハの音楽が好きなことを前島先生とお話していたら、
ポール先生がYouTubeで私の演奏を聴いてくださり、アンジェラさんとも繋がる、
という巡り合わせで、今回ご招待いただくことに。

今年の浜松国際に最年少で出場される、可能性に溢れた八木大輔さんが
トッカータホ短調を弾かれ、興味深いレッスンでした。
色々なアドヴァイスの中でも、バッハの作品を弾くときのペダルについて、
そして何よりその場で演奏する彼女のタッチのトーンから多くを学ばせてもらいました。



アンドラーシュ・シフがバッハを演奏していた際、顔が正面に見える場所
(つまりペダルをどこでどう使っているかが一目瞭然の場所)からの
テレビ撮影を数日前に見たけど、いっぱいペダルを使っていたわ、と話されていて
びっくり。私がシフをライブで聴いた時は両足はぴったり床の上だったと思います。

ピアノでバッハを弾く時には極力指でレガートをつくるべきだけれど、
指が届かない場所や演奏効果を引き出したい場所でペダルを最小限使うこと、
アーティキュレーションや指使いもとても細かく考えられて、共感しました。

本番は、なにかあったときの為にiPadを用意しておくわ、と話されていましたが、
一度も見ることなく、ピアノの脇に置かれた水入りのコップからキリのいいところで
水分補給され、休憩以外はずっと舞台で演奏されていました。

平均律全曲が真のレパートリーになるまでに、どれほどの時間と経験が
必要なのでしょうか。自然で美しい演奏ができるまで。想像するだけで、すごいこと。

私はまだまだ道半ばですが、
心に深く響く演奏を目指して何か努力したい、
心の底から感じたのでした。

素敵な機会をくださった、フォツィオリジャパンのワイルさん、福永さん、
前島先生とポール先生、そしてアンジェラさん。ありがとう。




2018/09/09

BEAUTY TANGO@Suntory Blue Rose


サントリーブルーローズにて行われたBEAUTY TANGO、無事終わりました。
素敵な若手メンバーと共演できて、楽しい本番でした。
満席のお客様に聴いていただき、本当にありがとうございました。



左から私、小林修子さん、調雅子さん、饗庭萌子さん、小坪直央さん、
前列、鈴木崇朗さん、志野文音さん


タンゴ作品を集めたプログラムを演奏することは私自身初めての経験でしたが、
弦楽の皆様をはじめ、バンドネオン奏者やギター奏者と一緒に演奏できたことで、
よりタンゴ特有のリズムや音楽を感じられた気がします。


プログラムは
カルロス・ガルデル:ポル・ウナ・カベーサ
ルロイ・アンダーソン:ブルータンゴ
ヤコブ・ゲーゼ:ジェラシー
マトス・ロドリゲス:ラ・クンパルシータ
ショスタコーヴィチ:ジャズ組曲より第2ワルツ
ピアソラ:デカリシモ
ピアソラ:オブリビオン
ピアソラ:ブエノスアイレスの秋
ピアソラ:アディオス・ノニーノ

アンコールはゴットファーザーとリベルタンゴでした。
(ショスタコはクラシックですが、メンバー全員で演奏しました。)

小林修子さんはヴァイオリニストとしてはもちろん
コンサートのリーダーとしてもとても頼もしかったです。


今回初めて知ったことがいくつかあり、
アルゼンチンタンゴとコンチネンタルタンゴの違い、
楽団で演奏する際はピアニストの役割が大きいこと、
タンゴは楽譜があること
(あまり出回っていないのですが、即興ではなく基本楽譜を見て演奏するスタイル)
等。。。学ぶことも多かったです。


そして、タンゴに素敵な作品がたくさんあることも知ることができ、
音楽の世界が広がりました。



素晴らしい経験を糧に、また精進したいと思います。


私事ですが、数日前から娘が歩くようになりました。
初めての一歩を見たときは、感動。

毎日が初めてできることの連続なんですね。
ママも頑張ろう、
と思う今日この頃です。



2018/08/21

8月の本番も


8月も後半に入り、涼しい風を感じられる日も増えてきました。

いつものことながら日があいてしまいましたが、、

先日、桜美林大学での公開レッスンで今回の講師の、
デン・ハーグレジデンティオーケストラ首席ヴィオラ奏者のヤクーボフさんと
学生の増永さんと共演してきました。

ブルッフの8つの小品より4、5、6、8番の4曲を演奏しましたが、
公開レッスンというよりアンサンブルをその場で創る感じで
とても楽しい時間でした。




クラリネットとヴィオラ、ピアノという編成は
モーツァルトのケーゲルシュタットが有名ですが、独特の編成です。
でもアンサンブルがうまくいくと、各々の楽器の良さが生きて
温かみのある素敵なハーモニーだと改めて実感しました。


そして、8月恒例のエンゼルクラシックス。
今年もたくさんのお客様に聴いていただけて嬉しかったです。

池羽 由さんとは初共演でしたが、素晴らしい歌のお姉さんでした。
可愛らしいうえに努力家な一面も。
子育て中の私も、聴けて良かったなあと思えました。




お馴染みになってきた楽器のメンバーも
キレのある演奏をしてくれました。



2日目のお茶目な一コマ

ありがとうございました!


演奏会とリハの合間には、
ホテル内でアルパカを見てきました!


娘は初めて近くで見るアルパカに、固まりつつ笑 興味のある様子でした。
アルパカは下の歯しかなく、直接手のひらの上で餌をあげます。
側に寄ってきてむしゃむしゃと食べる姿が、可愛くて癒されました。


お盆の前後は、室内楽のリハで岐阜や名古屋、新潟、また岐阜へ行ったりと
移動で荷づくり荷ほどきの連続でした。

11月の演奏会のメンバーと合わせができて
曲の全体像が見えてきたので、引き続きブラームス、深められたらと思います。


岐阜では、家族が集まると行く「潜龍」へ。
ほっぺが落ちそうな美味しいお肉を戴き
しっかり充電させてもらいました。




対岸には鵜飼の船が見えて

川面に映る篝火と月明かり




夏の風情も感じられました。

また次の演奏会に向けて、精一杯頑張りたいと思います。



2018/07/26

夏の夜の関ヶ原


先日、野外朗読音楽絵巻「夏の夜の関ヶ原」
無事に終えることができました。

たった一夜の舞台に、約2千人が集まってくださったとのこと、
本当にありがとうございました。




演奏者の皆さまと
左から平光さん、音楽監督の中山博之さん、私、城さん、 大成さん、印田さん


前日から会場でリハがありました。
岐阜はこの日、39度のシビれるような暑さ!





演出上、マスクを付けて演奏しました。




炎天下にもかかわらず、日焼けにも負けず、
全力で演奏するメンバーのおかげで、
私も頑張れました。






竹下景子さんと朗読とベートーヴェンの月光の演奏のからみも確認でき、
翌日はホールで音出し、衣装を着用して、会場入り。

移動の車内から会場へ歩くたくさんの人を眺めて、
演奏者一同緊張感を持って臨めました。

いざ本番。




舞台は、竹下景子さん演じる高台院が400年のときを超えて
関ヶ原を訪れたとしたら、何を思い、語るのだろうかという設定で、
布陣、開戦、決戦と進み、
音楽が、人間の心情や心の葛藤を語るように演奏されます。




大音量はもちろん、
そこにいる虫の音や風の音が聞こえるほど
会場全体が物語に集中している場面も感じられました。








本物の鉄砲隊、間近で迫力がありました。




後々写真で初めて客観的に見ましたが、
音、映像、光、と
プロジェクションマッピングがとても効果的に
ドラマを創っていたと思います。







舞台から見た、鎮魂の花火も美しかったです。






加納高校の現役学生による合唱、先輩の平光さん、そして後輩の城君。
母校のつながりも感じられる、故郷での野外演奏。


貴重な経験をさせていただきました。


この音楽舞台、今後さらに発展していくそうです。
これからも楽しみにしています。












2018/06/11

梅雨の季節の楽しみ


しとしと雨の毎日ですね。

梅雨の晴れ間の休日、

家族で紫陽花を見に行ってきました。













去年の今頃は新生児との生活に右往左往していたけれど、
1歳になるとだいぶお出かけも楽になってきました。

紫陽花を眺めながら
ベビーカーで公園をお散歩。

ときどき緑の中を歩くだけで気持ちがすっとする。

街歩きも大好きだけど、

雨に濡れた緑の匂いや音を静かに楽しむ時間も

心に潤い

ですね。