2011/05/21

N響 & Melnikov

先日、サントリーホールへN響を聴きに行ってきました。オールロシアもののプログラムで、とっても聴きごたえのある演奏会でした。予定されていたピアニストが来日不可能となり、急遽A.Melnikovがチャイコフスキー1番を弾くということになり、とっても期待していきました。(メルニコフはイザベラ・ファウストとのヴァイオリンソナタ全集のCDがお気に入りと以前blogでも紹介したピアニスト)

実際、凄かった。

聴きなれた名曲が、信じられないほど鮮やかに聴こえました。

一瞬、びっくりするような弾き方やアーティキュレーションが飛び出すのですが、それが美しかったり、ああこうゆう解釈もあるんだと、そのアイデアに感心したり、惹き込まれていくのが楽しい時間でした。

急な代役だったにもかかわらず素晴らしい演奏で、いっぱい拍手を送りました。


実はチャイコン1番は、私のファーストコンチェルトで、思い出がいっぱいの曲です。

こうゆう演奏に出会えて、また新たに頑張ろうという気持ちをもらえました!


来週はワルシャワとイタリアから、更新出来たらいいなと思います。

2011/05/02

母のピアノ発表会

昨日、母の生徒さんによる発表会の最後に演奏させてもらいました。
ここ美濃の文化会館で弾くのは、一昨年の姉妹でのジョイントリサイタルぶり。母が生徒さんの為に開いている発表会も、今回で27回目。私と同い年です。

当日はあいにくの雨でしたが、美濃まで聴きに来てくださったお客様、ありがとうございました。そして生徒さん、ご家族の方々、お疲れさまでした。

子供から大人の方まで、自分の一生懸命練習した曲を、緊張しながら弾いている姿。あたたかく見守るご家族の方々、こんな光景に、いつもあたたかい気持ちになります。


当日5月1日は、母のお誕生日でした。何かできないかなァといろいろ考え、妹と一緒に母の好きな日本歌曲を演奏することにしました。もちろん、母には直前まで内緒!演奏直前にアナウンスが入るまで母は全く気付いていなかったようで、サプライズは大成功でした。



私は今回、スカルラッティ、モーツァルト、シューマン、バルトークという時代を追った並びで演奏しました。最後のバルトークは、私が初めてバルトークを聴いたときの鮮やかな衝撃を感じてもらえたらと思って選曲しました。実際かなり印象的だったようで、演奏後バルトークについてはいろんな感想が聞けました。

後でビデオを見ても反省することが多々ありますが、これからもレパートリーを広げて、たくさんの素晴らしい作品をピアノを通して伝えていけたらと思っています。





リハ中、カメラマンの松井さんが何枚か写真を撮ってくださいました。いつもとは違う角度で撮ってもらえて、お気に入り♪






2011/04/11

桜

東日本大震災から不安が続く日々ですが、みなさまいかがお過ごしですか?

あれから1ヶ月の今日、被災地復興も少しずつ動き始めたところに、また大きな地震、、、東京も余震が続いて落ち着かないのですが、こんな時こそ、気持ちをしっかり持って、一瞬一瞬を大切にしたいと思います。


先週、美濃に帰省したとき、ご近所で素敵な光景に出会いました。


枝垂れ桜が、満開。



いつ見ても、心が和みます。

さくら色って本当に綺麗な色です。


地震も、こうやって美しく咲く桜の花も、自然の力によって生じたもの。どんな時も、人は自然と共存して生きています。



日本中で開花した桜は、今の日本人に、確かな希望のような感情と共に、いっそう美しく映るような気がします。



2011/03/16

記憶に残る、お誕生日


今日、27回目のBirthdayを迎えることができました。

一人一人からもらう一言一言がとても嬉しいです。


ありがとうございます。





それと同時に、地震発生後、海外の友人や知り合いから、安否を気遣うメールがたくさん届いて、メディアの力や外から見たこの災害の大きさを思い知らされます。


どんなに一生懸命生きていても、一瞬にしてすべてを失ってしまうことがあることをまざまざと感じさせられる今です。


地震発生時、私は東京にいて、本当に怖い思いをしました。でも、被災地の方々を思うと、胸が締め付けられます。


一刻も早く、事態が良くなることを祈ります。


人への思いやりや愛が、きっとこの日本の危機を乗り越える力になると信じて。

2011/02/02

Piano!


いつも弾いているピアノ、今日はちょっと違う角度から眺められました。

掛川にあるヤマハのピアノ工場で、ピアノの選定をしてきました。選定は初めてではなかったのですが、今回もそれぞれ個性の異なる3台が並んだ中、音色がとても好きだったものを選びました。ほぼ同じ時期に同じように作られても、材木の違いなどから、必ずそのピアノにしかない音色になり、実際触れて、自分の耳で確かめて、初めてわかります。

こうゆうのも運命だなあと思うのですが、結局迷いなくこれ!と思ったピアノに決めました。
実家に帰った時、この選んだピアノが弾けると思うと楽しみです。




その後、ピアノ工場を見学しました。わかりやすく説明をしてくれるガイドさんと一緒に、ハーモニープラザから工場へ向かいます。


工場へ向かう途中、木のネームプレートがピアノの形だったり、お庭の囲いが楽譜をあしらったものだったり、よーく見ると遊び心が効いていてウキウキ。



工場内部は撮影ができなかったのですが、総勢1000人程の従業員の方々がそれぞれの生産ラインで一生懸命お仕事をされている姿を見て、見慣れているピアノですが、あらためてそのメカニズムの精緻さや、完成までに本当にたくさんの過程があることを知りました。


そういった行程と、人の美的感覚で整えて行く作業を何度も何度も重ねて出来たピアノという楽器を弾けるって、あらためて幸せだなと感じます。




ここに来てもうひとつ、サプライズがありました。


巨匠リヒテルが日本初公演と最後の公演で使ったピアノに触れることができるんです!






リヒテルの使っていたピアノとイスの高さまでそのまま再現してもらえたのですが、私にはイスは高すぎました。。。










リヒテルのサイン













お隣には製造番号1000000のレアなピアノ。こちらもリヒテルが弾いたピアノだそうで、






ちょっと楽しくなって、つい長居。








「ほんとうに良いピアノというのは心の感度を表現してくれるピアノである。」




心の感度。




あの音楽でしか表現できない演奏ができる人だから、リヒテルの言葉は重みがあります。




2011/01/30

Recital in Karurahall


無事に、29日の演奏会を終えました。

今はなんだか終わってしまったのがさみしい気持ちで、それくらい、ここまで準備をしてきた時間と今回の演奏会が楽しかったと実感しています。




ソロは、大好きなモーツァルトの作品と対比させるように、ベートーヴェンやウェーベルンの作品を含めたプログラムを並べてみました。ウェーベルンのような無調で12音の作品が結構自分の中で挑戦ではあったのですが、取り組んでみて、今まで知らなかった世界が拓けて、やってよかったなと思っています。

プログラミングがとっても良かったという声をたくさん頂けて、演奏会の構成でプログラムをどう持ってくるか、私なりに考えて人前に出す大切さを実感しました。



そして、以前共演したメンバーもいましたが、このメンバーでは初めてのピアノ四重奏。

数回の合わせの中で、各々の意見が本当に参考になり、ああでもないこうでもないと一人ではなくみんなで考えながら音楽をつくっていくのが、本当に充実した時間でした。







アンコールは今回だけの特別バージョンで、モーツァルトのトルコ行進曲をピアノ四重奏で演奏。

弦楽のメンバーもユーモアをもって演奏してくれました。






最後になりましたが、お忙しい中演奏会に来てくださったたくさんの方々、本当にありがとうございました。一人ひとりのお客さんの笑顔とメッセージから、本当に本当にたくさんの力を頂いています。

また気持ちを新たに頑張りたいと思います!





お花の香りで目覚める、すがすがしい朝が続きそうです。

2011/01/01

明けましておめでとうございます




明けましておめでとうございます。






2010年、ワルシャワ留学中はたくさんの新しい感動に出会いました。
2011年、日本で私にしかできないことを探しつつ、演奏活動を続けて行きたいと思います。


本年が皆様にとって、素晴らしい年となりますように。



今年は卯年ですね。

先日、鎌倉にある明月院という所へ行ってきました。落ち着いた雰囲気が散策にぴったりです。


ウサギのように 私もさらに飛躍できるよう、精進したいと思います。






今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。




粥川愛

元旦