2012/12/31

お正月

 
 

 
今年も無事に年越しを迎えられました。
 
2012年は私にとって、新しいことがたくさんあった一年でした。
演奏活動と同時に、4月からは大学に勤め始め、ピアノを教えるということに試行錯誤しながらも、
新しい発見がありました。私生活では結婚をし、
これまでの自分にはなかった考え方が芽生えたような気がします。

 
2013年もさらに充実した年にできるよう、支えてくださる人に感謝を忘れず、
一瞬一瞬を大切に過ごしていきたいです。

 
「星の王子様」というサンテグジュペリの名作に関して、ふと見たテレビでのひとこま。
 
「生きることより大切なこととはなんですか」
 
という問いかけをされた先生が答えた、
短い一言が忘れられません。それは、
 
“どう生きるか”
 
“どう”生きて行くか、この深い問いを常に思っていたいと思いました。



 
さて、今年も実家で、いつものお正月飾りを出しながら、
新しい年を迎えようとしています。
 
玄関には白とピンクのまゆ玉をつるし、
(かわいいでしょ?これをしていると年の瀬って感じがするんです)
 
まっすぐな大王松と、朱色の実の千両、珍しい雲竜梅を生けました。
(ほとんど母に教わりながら。。)
 
鏡餅を飾り、
 
まんまるでかわいいヤマゴケと五葉松、
 
 
 
和紙でできたこんな飾りも並べてみました。
 
 
 
そして、知り合いの方が打ち立てのお蕎麦を持ってきて下さるので、感謝していただきます。
 
ああ、書いてるだけでも日本のお正月っていいなって思えます。
 
季節感、思いやりの心
やわらかな感性で、音楽とも向き合っていきたいです。

 
 
みなさま、よいお年を!
 


 

お気に入りの場所へ

 
みなさま、お元気ですか?
 
師走で何かと忙しい日々を送っていましたが、あっという間に大みそかになってしまいました。
書けなかった日々もいろんなことがあったのですが、ちょっとだけ近況、ご報告です。
 
年賀状などがひと段落した頃、毎年恒例になってきましたが、葉山と鎌倉へ行ってきました。
 
今回、素敵なお店を見つけましたよ。

鎌倉長谷に、Nadiaという雰囲気もお料理も大好きなお店があったのですが、数年前になくなってしまって残念だなぁと思っていました。ところが、同じシェフが新しくMannaという名前でオープンしたお店があることを最近知り、運よく予約ができたのでランチに行ってみました。大きな看板もなく通り過ぎてしまいそうな場所ですが、隠れ家のようで、ゆっくりお食事を楽しめます。
モダンだけど気取りすぎない洗練されたお店で、お料理もとってもおいしかったです。
自家製ジンジャーエールが美味しくておかわりしてしまいました。また是非行きたいです。

 
鎌倉をちょっと散歩して、雪ノ下にあるgramというアクセサリー屋さんへ。アクセサリーをたくさんつける方ではないのですが、ここの繊細なアクセサリーは好きで、鎌倉に来ると必ず立ち寄ります。あえて東京にもお店を出さないそうで、ここにしかないので、とっておきの場所です。



実家のおみやげに鳩サブレなどを買って、葉山へ。




音羽ノ森ホテルから眺めた夕日、とってもきれいでした。
 
 
次の日は東京に帰る途中、IKEAに寄って本棚や収納グッズを買いました。
家に帰ってから、家具の組み立てやお部屋の模様替えもして、気分一新♪
 
 
お気に入りの場所に行って一年を振り返ってみたり、
いつも過ごしているお部屋の模様替えをして、気持ちもすっきり。
 
新しい年に向けて、動き出したいと思います。
 




2012/11/16

Diners Club Artist Support Program

 
11月14日、ダイナーズクラブ銀座ラウンジにて演奏をしてきました!
会員様要予約のコンサートにも関わらず、たくさんのお客様に来て頂き
本当にありがとうございました。
 
今回共演させてもらったSaxの作田聖美さんは、大学時代に共演させてもらってから
度々一緒に演奏してきた、気心の知れた音楽家。
綺麗な彼女ですが、クラシックも即興もクールな表情で演奏するのでかっこよさも抜群なのです。
 
アルマーニビルに入った瞬間から日常から切り離された空間になりますが、
エレベーターで5階まで行き、落ち着いたダイナーズクラブの素敵なラウンジへ。
今回コンサートに関わってくださったスタッフの方々の心配りや柔軟な対応は素晴らしかったです。
 
1時間のプログラムは、告知と少し変更した以下のプログラムに、二人で決めました。
 
      ブートリー :ディヴェルティメント
ゴーベール :マドリガル
             ドビュッシー :「ベルガマスク組曲」より “月の光”
デュクリュック :ソナタ 第1,2,4楽章
                  ラヴェル :亡き王女のためのパヴァ―ヌ
          ショパン :ワルツ op.64-2 嬰ハ短調、エチュードop.25-11 イ短調 “木枯らし”
ガーシュイン :ラプソディ イン ブルー
 
MCは手帳を見ながら(笑)、もう少し時間配分を考えて話せるようになるのが
今後の課題です。
 
デュクリュックのソナタは、聖美ちゃんの卒試で奏楽堂で初めて共演した思い出いっぱいの曲で、
今回再び演奏できて嬉しかったです。
ラプソディーインブルーはSaxとPianoバージョンで、とても新鮮でした。
 
アンコールにはパッションあふれるリベルタンゴを演奏させていただきました。
 
 
写真はまたまた応援して下さる素敵な方より
 
 
ダイナーズクラブさんから大好きな白バラやダリアの入った花束を頂きました。演奏後、ぱちり。

 
今回が第8回のDiners Club Artist Support Programは、
東京藝術大学の佐野靖教授プロデュースによる
将来を嘱望される若手音楽家のサロンコンサートで、ダイナーズ銀座ラウンジにて
定期的に開催されています。

 
演奏できて、本当に幸せだなあと感じたと同時に、
演奏の経験が、音楽家を育てるのだと実感しています。
是非続いていくことを願って。
 

 
おまけ
 
 
 
今朝は、演奏会でお客様に頂いたオペラが私の朝食でした。
かわいいサイズで食べやすくて、とっても美味しかったです♪
 
 
 
 
 
 
 

2012/11/07

Wedding

 
先日、結婚しました。
 
想像以上に準備は大変だったけど、
大好きな人たちに囲まれて
この上なく幸せな一日でした。
 
これから、二人で力を合わせながら
愛に溢れたあたたかな家庭を築いていきたいと思います。
 
音楽家ふたり
 
お互いを尊重し、高め合える関係でずっといたいと思っています!
 
 
 
 
 
結婚後も、粥川愛として演奏活動を行います。
今後も、どうか温かく見守ってください
 
心から
 
 
 
 
 

2012/10/30

秋の演奏会

***

秋も深まってきましたね。
今日はどんな格好で出掛けようかとセーターやブーツを前に悩むのも楽しい季節になりました。
 
10月中、風邪をひいてしまった時もありましたが、私は元気です。
ここ最近、ブログを書くことができなかったのですが、
10月の演奏会を振り返りながら更新したいと思います。




10月4日には桜美林大学荊冠堂で、演奏してきました。
今思えばこの日は本当にポカポカ陽気で、大学までのバスの中でウトウト。。。笑
大学で講師としての演奏させていただく初めての本番で、良い緊張感もあり、
20分のアフタヌーンコンサートは、あっという間に感じました。

チャペルで演奏させてもらえたので、1曲目はバッハの平均律Ⅰ巻から嬰ト短調を弾きました。
この曲は受験で弾いた曲のひとつで、あらためて弾きたくなって今回選んだのですが、
その時にはわからなかった良さを感じながら弾けるようになってほんの少し嬉しくなりました。

続けてドビュッシーやリストも演奏しましたが、
天井からの自然光で、鍵盤が明るくなったり、雲がかかって陰ったり、
転調していく音楽のようだなぁと、この環境に感動しながら演奏していました。


聴きに来て下さったお客様、ありがとうございました!
アフタヌーンコンサートは地域の方だけでなく、広く一般に公開している無料コンサートです。
午後のひととき、素晴らしい講師の先生方の演奏を聴きに、
是非また桜美林大学へ足を運んでみてください。


10月10日は、六本木のデザインKオフィスクラブコンサートで姉妹で演奏してまいりました。
お食事とワインを楽しみながら演奏を聴いていただくというスタイルで、秋に因んだ日本歌曲、
ピアノソロはショパン、リスト、ドビュッシーを、最後は有名なオペラアリアを数曲。
お客さまとの距離が近い分、熱気や反応がじかに感じられて、演奏にも影響が出ます。
おかげさまで楽しく演奏させていただきました。

 
あーまたオフィスクラブの方々や会長さんと写真を撮りそこねてしまいました。。次回は是非。

お客様のとっても良いカメラで撮っていただいた写真、鮮やかに記憶もよみがえる気がします。
 
 
2013年の1月9日には、新年のオフィスクラブに華やかな演奏家の方々と共演予定です。
明るい年になることを願って演奏したいと思います!また演奏会情報は更新していきますね。
 
 
 
先月のリサイタルに来て下さった詩人の小島俊明先生から、こんな一句を頂きました。
 
 
秋の指  こころの井戸汲む  金砂子


*****
 

せわしない時間の流れの中でも、芸術の、音楽の秋を楽しんで、
心を潤したいと思います。
 
 
 
 
 

2012/09/17

ソロリサイタル@design K hall

 
ソロリサイタル、無事に終わりました。
みなさまのおかげです。
 
一人で東京でリサイタルをするのは初めてで本当に大変だったけど、
来て下さったお客様の笑顔やあたたかい感想、落ち着いて振り返ってみて、
やって良かったと思っています。
 
シューマンの暁の歌、グリーグのバラード、ショパンの24のプレリュード、
どの曲も思い入れがあり、素敵な作品たちです
 
今回弾けたことを、とても幸せに思うと同時に、ソロで聴かせる時のペース配分や
本番の自分自身のコントロールの難しさも感じました。
 
課題もありましたが、
感動してくださるお客様に出会う度、疲れも吹き飛んで笑顔になれました。
 
 
途中アップにしていたヘアからUピンが鍵盤に落ちてきたり、
いつも絶対にしないところで事故があったり、、
自分でも予期しないことが起こるのが本番です
 
一瞬たりとも流れを止めることはできないし
 
一瞬がものすごく長く感じたり 短く感じたり
 
でも、音楽の中で生きています

 
 アンコールを3曲も弾けたのも、嬉しかった
 
今回の経験すべてが私の支えになっています。
 
私の要望をかなえてサポートしてくださった会場のデザインKさま、
ピアノを最高の状態にメンテナンスしてくださった調律師の吉野さま
そして聴きに来て下さったたくさんのお客様
 
本当にありがとうございました。

お客様から写真をいただきました
 
 
 

2012/08/17

Master Class at Keszthely


8月も半ばを過ぎましたが、猛暑の日々ですね。

私は先日、ソコライ・バラシュ先生というピアニストのマスタークラスを受講するため、ハンガリーへ行ってきました。先生とは今年6月シューマン国際コンクールで知り合い、そこで聴いた演奏が私にとって衝撃的な素晴らしさだったので、レッスンにも興味が湧いたのです。
今回はツヴィッカウで一緒だった藝大の後輩・五味田恵理子ちゃんと日本から出発。

ブダペストへ向かう乗り継ぎの空港で、偶然にも藝大の渡辺健二先生とお会いし、ブダペスト市内までご一緒させていただきました。なんて幸運!
ブダペストに到着してから、初めて訪れるハンガリーで右も左もわからない中、切符の買い方や電車の乗り方など、役立つ情報を教えて頂けて、本当にありがたかったです。しかもソコライ先生とはリスト音楽院でほぼ同期だったそうで、世間は狭いなあと感じました。

 

翌朝Keszthelyケストヘイというマスタークラスが行われる場所へ電車で向かいました。
ブダペスト南駅から約3時間。
車窓から、美しい水色のバラトン湖が見えてきた時は二人で歓声でした!


 



マスタークラスの会場は、Festetics Castleフェシュテティッチ宮殿という白亜の美しいお城で、
建物中央にあるサロンで毎日レッスンがありました。

天井が高く、響きもやわらかで、気持ち良くピアノの音に耳を傾けられます。





先生のレッスンは、なんといっても先生が弾いてくださる音楽の説得力がすごくて、
言葉はいらないと思ったほど。聴き方、耳そのものが変わってくる感じがしました。

自然体で伝えながら、音楽に妥協がないって、できそうでなかなかできないことだと思います。
私にとって、教える立場になって初めて受けたマスタークラス。
個人レッスンで教わったことは勿論、聴講をして、その教え方にも感銘を受けました。


いつかこんな伝え方やアイデアが自分の中から湧いてくるといいなぁ。


ハンガリーのリゾート地、ケストヘイ。
しかし、最初の数日は日本に負けない猛暑で、クーラーもなく窓も開けられない音楽学校でさらうのは一苦労。。でも朝と夜はカラッとして過ごしやすかったです。
同じ部屋で住んでいた友人がテーブルに置いていた一皿のポテトチップスが3、4日経ってもパリパリと音をたてていたのでびっくりしました笑





お食事やお部屋はシンプルでしたが、宮殿の一部に住むのは優雅で贅沢な経験。

自分のレッスンがない時は、各国から集まった他の受講生の聴講したり、
近くの音楽学校で練習させてもらったり、街を散策したり、いろんな国籍の受講生と話をしたり、
 
 
ゆっくりと時間が流れる中で過ごしました。








環境にも慣れてきた頃、宮殿から歩いて30分くらいのバラトン湖に受講生何人かで出掛けました。水平線の向こうに丘が見えて、これは湖だとわかるのですが、本当に広い。
中欧最大の湖だそうです。


 



波もなく静かな湖岸では、くつろいだり、思い思いに泳いだりする人たちの中で、
私は足だけパシャパシャ・・・でもみんなで写真をいっぱい撮りあって、楽しく過ごしました。






水に反映された夕暮れの空色
美しかったです。





フェシュテティッチ宮殿はケストヘイの観光名所で連日たくさんの観光客が来ていたのですが、
私もレッスンが終わったある日、友人と博物館見学ツアーに参加してみました。

フェシュテティッチ家は17世紀にクロアチアから移住してきた貴族で、建物内部の肖像画や調度品のある美しい間を順々に見て回りました。


 



中でも印象に残ったのがヘリコン図書館。
9万冊はあると言われている、分野別に天井近くまで並んだ蔵書。
戦争の時代にも大切に保管され、今でも現役の本たち、ずっと受け継いでほしいと思いました。






リハーサルにて

マスタークラス最終日、午前中はグリーグのバラードをレッスンで見てもらい、午後からリハ、
そして暗くなり始めた頃、ガラコンサートが始まりました。先生と受講生11人による演奏会。

はじめに先生がメンデルスゾーンの無言歌より3曲を演奏し(来月全曲レコーディングがあるそうです)、次にシューマンの暁の歌より3曲を演奏させていただきました。時間的なこともあり3から5曲目を抜粋で、流れは悪くないのですが、いきなりリズミックな3曲目から演奏に入りこむのが難しく、やっぱり5曲すべてで完成された作品なのだと実感しました。その後も先生が考えられた、流れの良いプログラム構成で受講生が演奏してゆき、私は最後にも、リストのラ・カンパネラを弾かせていただきました。。。先生の直後やトリに演奏するのは緊張しましたが、個性さまざまな受講生の演奏を聴くのも面白かったです。





最後に出演者で集合






一緒に行った五味田恵理子ちゃんと。

かわいい見た目からは想像できないくらいエネルギッシュで、のびのびした音楽の持ち主で、
これからが楽しみな若手ピアニストです。
実の妹と名前が(漢字まで!)一緒で、本当に妹のようでした。笑




 


ソコライ先生とパチリ。
終わってからいただいたご高評、嬉しかったです。


自分の音楽を探して
また明日からも精進したいと思います。